Prologue:なぜ、優秀な人材が組織を腐らせるのか
「華々しい経歴を持つ彼を採用したのに、なぜかチームがギスギスし始めた」
「数字は作るけれど、彼女がいると周囲が疲弊して辞めていく」
経営者やリーダーであれば、一度はこのような経験があるのではないでしょうか。
論理的(ロジック)には「正解」の採用だったはずです。スキルも実績も申し分ない。しかし、結果として組織の活力は失われ、停滞が始まった。
その原因は、履歴書や適性検査には決して現れません。
見落としていたのは、その人物が「神則(しんそく)」に適合しているか、あるいは「罪(エラー)」を抱えているか、という魂の視点です。
組織とは、単なる機能の集合体ではありません。一つの生命体であり、神聖な「斎庭(ゆにわ:神を祀る清浄な場所)」です。
そこに、神則に反する「罪」を持ち込めば、たった一人であっても全体を腐敗させるには十分です。
本稿では、古代の叡智「天津罪(あまつつみ)・国津罪(くにつつみ)」を現代の人事論に応用し、組織を繁栄へ導く人材と、破滅を招く人材を見分ける「神則人事論」について解説します。

Chapter 1:組織は「田んぼ」である ― 神則人事の基本
神則経営において、会社や組織は「田んぼ」に例えられます。
そこには水(資金・情報・エネルギー)が流れ、稲(事業・価値)が育ちます。
良い人材とは、偏差値が高い人でも、口が上手い人でもありません。
「水の流れ(循環)を良くし、共に田を耕せる人」です。
逆に、どれほど個人の能力が高くても、この「循環」を止める人間は、神則においては「罪(リスク)」そのものです。
新時代のリーダーが持つべきは、スキルを見抜く眼ではなく、この「循環への貢献度」を見抜く眼なのです。

Chapter 2:採用してはいけない「天津罪」タイプ
では具体的に、どのような人材が組織の循環を止めるのでしょうか。
古来より伝わる「天津罪」の概念は、現代のモンスター社員や、組織を破壊するエグゼクティブの特徴を驚くほど正確に言い当てています。
① 溝埋(みぞうめ)タイプ:情報の隠蔽・独占
「溝埋」とは、水路を埋めて水の流れを止める罪です。
現代では、情報を共有しない、連絡を止める、部下や他部署にリソースを渡さない人物がこれに当たります。「自分だけが知っている」ことで優位に立とうとする彼らは、組織全体の血流を止める血栓のような存在です。
② 頻播(しきまき)タイプ:成果の横取り・マウント
「頻播」とは、人が種を蒔いた場所に、重ねて種を蒔き成長を邪魔する罪です。
他人のアイデアを盗む、部下の手柄を横取りする、会議で他者の発言を遮って自分の主張を被せる。こうした行為は、組織の創造性を根底から枯らせます。
③ 糞戸(くそへ)タイプ:不機嫌の散布
「糞戸」とは、神聖な祭場を汚物で汚す罪です。
職場という神聖な創造の場において、不機嫌を撒き散らす、大声で愚痴を言う、舌打ちをする。これらは単なるマナー違反ではなく、場の波動(エネルギー)を汚染し、全員のパフォーマンスを下げる重罪です。
洗練された新宿のオフィスビルや、活気あふれる大阪の拠点。場所は違えど、たった一人の放つ『不機嫌のエネルギー』は、Wi-Fiの電波よりも速く、組織全体を汚染します。それは、目に見えないだけで、物理的な汚物で場を汚すことと同じ『罪』なのです。
これらの特徴を持つ人物は、いくら能力が高くても、組織に「不和」と「停滞」をもたらします。神の時代において、彼らを重用することは、リーダー自身が神則に背くことと同義なのです。

Chapter 3:繁栄を呼ぶ「循環の人」の見抜き方
では、逆に採用すべきはどのような人物でしょうか。
それは、「国津罪(社会的秩序への罪)」を犯さない、すなわち「調和と礼節」を持った人物です。
面接や対話の中で、以下の点に注目してください。
🔴「水」を流そうとしているか?
自分の手柄話だけでなく、「誰かのおかげ」という言葉が出るか。情報をオープンにする姿勢があるか。これは「溝埋」の逆を行く姿勢です。🔴「田」を荒らさないか?
他者の領域(専門性や立場)をリスペクトしているか。前職の悪口(糞戸)を言わないか。🔴魂の「素直さ」があるか?
神則経営において、最も重要な資質は「素直さ」です。素直な心は、水のように柔軟で、どんな場所にも流れ込み、潤すことができます。
スキルは後から教育できます。しかし、「魂のクセ(循環を止める性質)」を矯正することは極めて困難です。
履歴書のスペックに目を奪われず、その人が発する「空気感」が、あなたの組織の清らかな水に馴染むかどうか。その直感を信じてください。
特に、あなた自身が『最強の星(魁罡)』や強い運気を持っている場合、周囲にはより一層の『水のような柔軟性』を持つ人材が必要です。岩のように強いあなたと、同じく岩のような部下では、組織は火花を散らすばかり。あなたの強い流れをしなやかに受け止め、流してくれる。そんな魂の相性を見抜く術も、神則人事論の要です。

Chapter 4:リーダーの責務は「禊(みそぎ)」である
もし、あなたの組織にすでに「罪」の性質を持つ人物がいるとしたら。
リーダーがなすべきことは、「禊(みそぎ)」――すなわち、決断と浄化です。
それは必ずしも解雇を意味しません。配置転換や、あるいはリーダー自身が毅然とした態度で「神則(この組織のルール)」を説くことで、相手の魂が目覚めることもあります。
しかし、それでも改善が見られない場合、組織全体を守るために「断つ(別れる)」決断も必要になります。
情に流されて「罪」を放置することは、真面目に田を耕している他の社員たちへの裏切り(生剥:いきはぎ)になります。
田んぼの主(ぬし)として、雑草を抜き、水路を整え、常に清浄な場を保つこと。それが、神則経営におけるリーダーの最大の責務です。

Final Chapter:組織作りは「祭り=【祀る】」である
「仕事(しごと)」の語源は、「仕える事(つかえること)」。神に仕えるという意味も持ちます。
そして、人々が集まり、力を合わせて何かを生み出す行為は、本来「祭り」と同じです。
神則に適合したメンバーが集まった組織は、毎日が祭りのように活気に満ちています。
誰かが太鼓を叩けば、誰かが笛を吹く。阿吽の呼吸で連携し、個々の能力が足し算ではなく掛け算で増幅していく。
そこには「生剥(搾取)」も「頻播(足の引っ張り合い)」もなく、ただ純粋な創造の歓びと、豊かな実りだけがあります。
あなたの組織は今、清らかな水が流れていますか?
履歴書ではなく、魂の響き合いで選ばれた仲間と共に、美しい「惟神(かんながら)の経営」を実現してください。

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【新時代の神則経営法則 Vol.1【全5回】⇒】Vol.1をまだお読みでない方はこちら
【新時代の神則経営法則 Vol.2【全5回】⇒】Vol.2をまだお読みでない方はこちら
