二十八宿とは?
月が天を旅して泊まる宿
二十八という数字は月が地球を一周する間に通る星の数(一日だいたい一星宿で28個の星座を運行)からきています。新月のときの「月の位置」を推定するために、月の移動に合わせて天周を二十八に分割。その目印の役割をさせた星座(月が泊まる星の宿のこと<星宿とも言う>)を意味しています。
各星宿は、天空上を西から東へ数えられ、赤道帯を蒼龍(そうりゅう)、玄武(げんぶ)、白虎(びゃっこ)、朱雀(すじゃく)の四宮とし、さらにこの四宮を七分割して星宿を配置。つまり、東方七宿、北方七宿、西方七宿、南方七宿のそれぞれの七宿が配されています。この二十八宿を暦上ののそれぞれの月・日に配して古来より人事百般の吉凶を占断し人々の生活の指針になっています。
ツキを呼ぶ暦の活用法
会議・面談が上手くいく日は【張の日】
月がお泊りになる第二十六番目 南方の宿が【張】。この日に大事な打合せや会議・面談・面接が出来た人は、天に良い知らせを報告できるでしょう
戦国武将の織田信長も
敵対する武将との相性を占断し戦に役立てていたと伝わります
先人の知恵が詰まっている暦ですのでぜひ生活にお役立てください
二十八宿 | ||
東方七宿 | 角 かく 和名:すぼし |
吉:新しい服や物の使い始め、婚礼や開業、神事、開店開業 凶:葬儀、埋葬 |
亢 こう 和名:あみぼし |
吉:ショッピング、会合、習い事始めなど新たな始まり、結納、種まき 凶:引越、旅行、不動産売買、家を建てる、建築 |
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氐 てい 和名:ともぼし |
吉:新しいことを始める、婚礼、お見合い 凶:新しいものの使い始め、水辺での作業 |
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房 ぼう 和名:そいぼし |
吉:お祝い事、開店開業、引越、旅行 凶:訴訟、葬儀 |
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心 しん 和名:なかごぼし |
吉:新しいことを始める、祭祀、引越、旅行 凶:婚礼、葬儀、大きな出費 |
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尾 び 和名:あしたれぼし |
吉:婚礼、引越、旅行、勉強を始める 凶:新しいものの使い始め、動土、葬儀 |
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箕 き 和名:みぼし |
吉:契約、物品の購入、集金、動土 凶:婚礼、葬儀 |
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北方七宿 | 斗 と 和名:ひきつぼし |
吉:不動産売買、動土、納屋の設置、納車 凶:祭祀、葬儀 |
牛 ぎゅう 和名:いなみぼし |
吉:全てにおいて吉(「鬼」に次ぐ大吉日) 凶:なし |
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女 じょ 和名:うるきぼし |
吉:美容に関すること、勉強・習い事を始める 凶:訴訟、引越、旅行、婚礼、葬儀 |
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虚 きょ 和名:とみてぼし |
吉:勉強を始める、新しいものの使い始め 凶:相談事、お見合い |
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危 き 和名:うみやめぼし |
吉:壁塗り・クロスを貼る、動土、穴埋め 凶:高い所へ登ること、危険を伴う作業 |
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室 しつ 和名:はついぼし |
吉:お祝い事、祭祀、美容に関すること 凶:葬儀、埋葬 |
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壁 へき 和名:やまめぼし |
吉:新しいことを始める、冠婚葬祭、旅行 凶:「南」の方位へ行くこと |
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西方七宿 | 奎 けい 和名:とかきぼし |
吉:祭祀、会合、旅行、樹木の剪定・伐採 凶:新しいことを始める、訴訟 |
奎 ろう 和名:たたらぼし |
吉:契約、お見合い、相談事、動土、休息 凶:訴訟 |
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胃 い 和名:えきえぼし |
吉:仕事など公に関すること、就職・求職 凶:プライベートに関すること、葬儀 |
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昴 ぼう 和名:すばるぼし |
吉:新しいことを始める、お祝い事、祭祀 凶:訴訟、リフォームなど各種工事 |
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畢 ひつ 和名:あめふりぼし |
吉:祭祀、婚礼、契約、屋根工事 凶:訴訟、大きな出費を伴うようなこと |
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觜 し 和名:とろきぼし |
吉:習い事を始める、引越(物の運搬) 凶:新しいものの使い始め、婚礼、開店開業 |
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参 さん 和名:からすきぼし |
吉:新しいことを始める、お祝い事、物品購入 凶:葬儀、引越 |
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南方七宿 | 井 せい 和名:ちちりぼし |
吉:お祝い事、祭祀、お披露目、動土 凶:訴訟、葬儀 |
鬼 き 和名:たまほめぼし |
吉:全てにおいて吉(最大吉日) 凶:婚礼 |
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柳 りゅ 和名:ぬりこぼし |
吉:離別、物事を断る、契約解消 凶:婚礼、葬儀、新しいことを始める |
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星 せい 和名:ほとおりぼし |
吉:車・バイクの購入、治療開始、トイレ掃除 凶:冠婚葬祭 |
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張 ちょう 和名:ちりこぼし |
吉:お祝い事、祭祀、お見合い、会合 凶:樹木の剪定・伐採 |
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翼 よく 和名:たすきぼし |
吉:ガーデニング、家庭菜園、動土、旅行 凶:婚礼、危険を伴う作業 |
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軫 しん 和名:みつかけぼし |
吉:新しいことを始める、お祝い事、祭祀 凶:引越、旅行 |