Prologue:利益という名の「正解」が、罪となる時代
あなたは今、重要な決断を前にして、既存の「ものさし」が役に立たないことを感じていませんか?
かつての「地の時代」において、経営の正解はシンプルでした。それは「利益の最大化」であり、「他社との競争に勝つこと」でした。そのためなら、多少の無理や、誰かの犠牲は「必要悪」として許容されてきたのです。
しかし、時代は変わりました。
今、世界を覆う閉塞感や混乱の原因は、まさにその旧来の成功法則が、宇宙の摂理――すなわち「神則(しんそく)」と決定的に乖離し始めたことにあります。
これから訪れる「神の時代」において、リーダーに求められるのは、PL(損益計算書)上の数字ではありません。その決断が、天の理(ことわり)に叶っているか。人としての道に反していないか。
すなわち、「神則に照らして、美しいか」という、第3の判断基準です。
本稿では、古来日本に伝わる「天津罪(あまつつみ)・国津罪(くにつつみ)」の概念を紐解きながら、新時代を繁栄へ導くための、神則的意思決定論について解説します。

Chapter 1:神則の正体 ―「循環」を止めるな
そもそも、本稿でいう「神則」とは何でしょうか。
それは特定の宗教的教義や信仰を指す言葉ではありません。
天地自然と人の営みに一貫して貫かれてきた、生成・循環・調和の原理――すなわち、人がそれに沿えば物事は整い、逆らえば歪みが生じる因果の構造を、本稿では便宜的に「神則」と呼んでいます。
それを理解する鍵は、神道における「罪」の定義にあります。
『延喜式(えんぎしき)』や『大祓詞(おおはらえのことば)』に記された「天津罪(天上界の罪)」を見てみると、その多くが農耕に対する妨害行為であることがわかります。特に、生まれ持ったエネルギーが人一倍強い方(魁罡など)は、知らず知らずのうちに周囲の循環に影響を与えてしまうことがあります。その強すぎる力を『奪う』ためではなく、『巨大な流れを創る』ために使う術を知ること。それこそが、最強の宿命を授かった者の真の使命なのです。
溝埋(みぞうめ): 水路を埋めて、水の流れを止めること。
頻播(しきまき): 他者が蒔いた種の上に種を蒔き、成長を阻害すること。
畔放(あはなち): 田の囲いを壊し、大切な水を流出させること。
これらを現代の経営に翻訳するならば、「自分だけの利益のために、社会や組織の『循環』を止め、他者の『創造』を妨げる行為」こそが、神の目から見た「重罪」であるということです。
例えば、情報を隠蔽して既得権益を守る(溝埋)。ライバルを蹴落とすために卑劣な工作をする(頻播)。下請けや社員を疲弊させ、エネルギーを搾取する(生剥)。
これらは、たとえ法的にグレーゾーンで許されたとしても、神則においては明確な「罪(エラー)」です。神の時代において、こうした「循環を止める決断」は、即座に宇宙からのペナルティ(衰退・トラブル)を引き寄せます。
逆に言えば、神則経営とは極めてシンプルです。
「水を流し、田を潤し、他者と共に実り(パイ)を大きくする決断」を下すこと。
それこそが、神々が住まう高天原のルールであり、新時代のスタンダードなのです。

Chapter 2:「第3の判断基準」としての神則
では、具体的な意思決定の場面で、どう神則を取り入れるべきか。
迷ったときは、その選択肢を「神則フィルター」に通してみてください。
選択肢A: 莫大な利益は出るが、誰かの仕事を奪い、業界全体の発展を阻害する可能性がある。
選択肢B: 手間は掛かるが、関わる人々(社員・顧客・取引先)の間に新しい「流れ」が生まれ全員が豊かになる未来が見える。
旧来の論理ではAが正解でした。しかし、神則においてはB一択です。
なぜなら、神の時代は「循環」こそが最強の資産だからです。
Bを選んだ時に生まれるエネルギーの渦は、やがて龍神の背に乗る上昇気流となり、金銭的な利益も含めた想像以上の「実り」をあなたにもたらします。
この決断の重みは、1分1秒を争う東京のマーケットでも、義理と人情が交差する大阪の商いの場でも、全く変わりません。神則から外れた瞬間に、どんな巨大なビジネスも砂上の楼閣と化すのです。
神則に従う決断とは、道徳的な綺麗事ではありません。
それは、宇宙という巨大なシステムのエラーを回避し、永続的な繁栄システムに接続するための、極めて合理的な「生存戦略」なのです。

Chapter 3:兆し(きざし)は「罪」への警告である
神則から外れた決断をしようとした時、宇宙は必ずサインを送ります。
それが「違和感」や「停滞」といった「兆し(きざし)」です。
天津罪の一つに「糞戸(くそへ)」というものがあります。これは神聖な祭場(神域)を汚す行為を指します。
現代で言えば、職場という神聖な創造の場を、不機嫌や悪口、ハラスメントという「穢れ(けがれ)」で満たすことに他なりません。
もし、あるプロジェクトを進める中で、社内の空気が澱み、笑顔が消え、トラブル(国津罪で言うところの不和や災い)が頻発するなら。
それは、「その決断は神則に反している(どこかで循環を止めている)」という、強烈な警告音です。
逆に、神則に叶った決断をしている時は、水が流れるように物事がスムーズに進みます。
必要な人が集まり、予期せぬチャンスが舞い込む。
この「流れの良さ」こそが、あなたの決断が「神の意図(惟神)」と同期している証拠なのです。

Final Chapter:「惟神(かんながら)」に生きる幸福
もし、ここまで違和感なく読み進めているとしたなら。
あなたはすでに、多数派の価値観の中では語り尽くされない問いに、静かに向き合い続けてこられた方なのでしょう。
「惟神(かんながら)の道」とは、天地に貫かれた秩序――神則に身を委ね、その大いなる流れと調和して生きる在り方です。
今まで私たちは、自らの力(エゴ)で流れを変え、他者を出し抜くことが成功だと教えられてきました。しかし、それは本来の幸福とは程遠い、孤独な戦いでした。
新時代は、原点回帰の時代です。自分さえ良ければいいという「我(が)」を捨て、他者を生かし、社会という大きな田んぼに水を引く。そうして「神則」に照らして恥じない決断を積み重ねた先にこそ、人間が本来味わうべき、魂が震えるような幸福と、揺るぎない繁栄が待っています。
論理でもなく、単なる直感でもなく。「これは、天地の理(循環)に叶っているか?」
その問いを胸に刻み、美しき決断を下してください。
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