■壬子・癸丑の納音 ■音律:角 ■五行:木性
「桑柘木」とは中国にある特殊な桑の木のことで、山桑の一種です。この桑は厳しい環境の山岳で、育ってゆく強い性情があることに喩えています。従って、この納音の人はどんな厳しい環境でも屈しません。そこから「桑柘木」という名が付いたのです。この納音の人は、落葉樹の様なドラマのある星。苦難と試練を克服してその使命を果たす星です。五行が偏向している場合には問題がありますが、必ず悪いなりにも道が開けてくるという星です。忍耐力が強く、時が来るのをじっと待ちながら、何物にも屈しない力をもって我慢します。勤勉で実直な性格、努力家であることが多い。桑の木は繁殖力がすごく強くどんどん繁茂し、蚕を養い、絹糸さえ創らせます。地道に努力を重ねた末、想像を超えるような成果を生み出す可能性を秘めています。家族や周囲の人々との絆を大切にし、共に成長していくことを大切にしています。
🅰:壬子 帝旺
十二運が「帝旺」となっているので、自己の運気が頂点に達した時に急落する傾向があり、全て8分の利と考えて、行き過ぎの失敗に注意しなければなりません。この「桑柘木」の人は社長にならないで、二位三位の専務とか常務の位置を保っていたほうが、無難に過ごせます。男女とも強い運にあるので、衣食住の心配はまずありません。職業は男性は学者、法律家、政治家等が合っています。女性は女将的でテキパキ物事をこなし、上手に切り盛りが出来るので商売に合っています。動きのある仕事の方が良く、地味なデスクワークをする事務員等は似合いません。
🅱:癸丑 冠帯
十二運が「冠帯」となり、世に出て行く人が多い星です。この「桑柘木」は地支が丑(土)となり母なる大地の恩恵を受け、力強く育って行くという意味となります。困難を乗り越えて発展をして行く運気を持ち、凶星が付かない限り必ず世に出て行く星となっています。男性のほうが苦労がありますが、中年以降から必ず良くなるものです。職業は男性は官吏、政治家、弁護士などが合っています。女性は医者、弁護士が合っています。この納音は苦労があっても耐えられる力を持ち、代議士になっても偉く成っている人が多いのです。この納音にとって一番良い命式は【官印両全の命】。「桑柘木」で一番苦労が多く良くない命式は【官殺混雑】でしょう。
桑拓木の著名人 |
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西島秀俊さん 1971年3月29日生まれ |
福山雅治さん 1969年2月6日生まれ |
かしゆかさん(Parfume) 1994年7月12日生まれ |
宮崎駿さん 1941年1月5日生まれ |
東野圭吾さん 1958年2月4日生まれ |