■丙午・丁未の納音 ■音律:羽 ■五行:水性
「天河水」とは天に流れる河である「天の川」の様な星という意味です。丙丁は天を表わし、納音五行が水となるので天の水というところから「天の川」を意味する「天河水」という名称が付きました。この納音は急速な発展がありますが、運の安定の為には、高望みをせずに、着実に地に足を着けた歩みをすべきだとされています。運気は悪くないので、中年から晩年に発達する星です。男性は世に出る人が多くいますが、女性も社会的に活躍する人もありますが、どうしても強すぎて家庭的には凶となるので、何事も控え目にする必要があります。
🅰:丙午 帝旺
十二運が「帝旺」星ですから、人の上に立つ場合が多いのですが、五行に水が無ければこの火の強さを中和する事が出来ません。自分の思想をはっきりさせてしまいます。干支五行が火で納音五行の水と尅し合い、且つ帝旺という極旺の運は「陽極まれば陰生ず」の原則があるので、自己の運が頂点に達した時に急落する恐れがある納音です。従って、自分の運の八分の利をよく省みる事が必要があります。自尊心が強い反面、慈悲の心が篤く人に対する思いやりがあり、人望も高く世に出て成功する人も多い星です。女性は再縁型で所謂「後家相」です。特に偏官などがあるとその傾向が強く出ます。才女型の女性も多いのですが、どうしても女性上位になって男性を凌ぐ場合が多く、それが家庭人としての女性の不幸を招くことがありますので、注意が必要です。職業は学問・芸能・技術で成功できますし、政界・財界で活躍する人もあります。政治関係者を調べて見ると、日干が丙午の人が多い。それだけ強引な事ができるという星ですが、欠点は人に屈する事が嫌いで、人の話を聞き入れない所があることです。それで対人関係の失敗に気をつける必要があります。
🅱:丁未 冠帯
同じ天河水の人でも剛のA丙午に対して、B丁未は柔であり、当たりが柔らかく、柔軟性があります。この納音の人は物事に寛大で、男女とも慈悲の心が篤く、人望を得て世に出て成功する人が多いのですが、どうしても人生の波乱が多くなります。若い時に苦労することもありますが、凶星に合わなければ中年より発展をします。この納音は良くも悪くも命式の中で吉星・凶星の影響を受けやすい星です。それで、失敗があると大きく裏目に出てしまい、また職業の移転、住居の移転が多く、早婚であると失敗しやすいものです。職業は男性は弁護士、計理士、公務員等が合っています。女性は銀行員、公務員、事務関係が合っています。「天河水」は五行に火が固まってはならないとされ、また五行に火を抑える水がないと、この星は暴れてしまいやすいものです。晩年は安定します。
天河水の著名人 |
---|
宇多田ヒカルさん 1983年1月19日生まれ |
松田聖子さん 1962年3月10日生まれ |
今田美桜さん 1997年3月5日生まれ |
深津絵里さん 1973年1月11日生まれ |
あ~ちゃんさん(Parfume) 1989年2月15日生まれ |