乙丑は六十干支の2番目の干支です
心の世界観
乙丑の心の世界観は、冬の冷たい大地に力強く芽吹く野草を象徴しています。霜が降りる寒い土壌にしっかりと根を張り、暗い空の下でひたむきに伸びる…これが乙丑の人が持つ心象風景です。冬の野草のように控えめで飾り気がなく、穏やかな空気をまとっています。平穏で安定した生活を理想とし、派手さや目立つことを好みません。周囲に自然と溶け込みながら成長する草のように、柔軟性に富み、臨機応変に物事をこなします。自分を過度に主張せず、相手に合わせることが得意で、敵を作ることが少なく、人々に愛されるお人好しな性格です。控えめで優しく、内向的で慎重な性格の人が多い傾向があります。冷たい土壌に根を下ろしながら成長する草のように、乙丑の人は現実的な目標に向かって地道に努力を重ねます。持久力と忍耐力が大きな特長で、見た目には穏やかでも芯が強く、心の中には確固たるこだわりを秘めています。困難に直面してもそのたびに立ち上がり、決めたことを最後までやり遂げる力があります。しかし、こだわりが強くなりすぎると、頑固さや融通の利かなさが表れることもあります。自分の方法に固執し、方針を柔軟に変えるのが難しい場合もあるでしょう。また、人間関係の摩擦を避ける性質があるため、葛藤が続くと精神的に消耗しやすい傾向もあります。さらに、乙丑の人は直感と論理的な思考力を兼ね備えています。物事をじっくり観察し、慎重に考えたうえで計画を立てて行動に移します。鋭い洞察力と批判的な視点を持ち、物事の本質を的確に見抜く能力があります。知性を活かしてサポート役や参謀的な立場で活躍するのが得意です。乙丑の人にとって理想的な成長の姿は、寒さに耐えながら得意な分野でしっかりと根を張り、ゆっくりと成長することです。自分のこだわりにとらわれすぎず、広い視点で物事を判断することで、持ち前の協調性や堅実さを最大限に活かすことができます。学者や技術者等で成功している人が多く見受けられます。積極的な行動を心がけることで運気が開けやすく、物質運や金銭運に恵まれています。他者とのつながりを作り、調和を生み出す役割を担う中で、本来の力を発揮し、大きな成果を得ることができるでしょう。物を収集することに興味を持つ場合もありますが、命式によっては偏屈な性格が表れることもあります。特に異性関係には注意を払い、慎重な行動が求められます。
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②五行:木(天干)-土(地支)/木尅土
③種類:蓋頭干支
④十二運:衰
⑤納音:海中金(音律:商、納音五行:金)
⑥納音十二運:自墓
⑦空亡:戌亥
⑧羊刃:辰
⑨日柱の吉凶星(神殺):福生貴人
生まれ持った性質(日柱干支)
当たりは柔らかく引っ込み思案で、おっとりしているようですが、鋭い観察力と批判力を内に秘めています。ロマンチックなところもあるのですが、どちらかと言うと地道に現実を歩むタイプです。比較的平均的な人生を歩む人で、どちらかと言うと大器晩成型で、晩年に財運があります。気配りの人で、熟慮型の人なので参謀として、その実力を発揮することもあります。ただ、ソフトな割りに言うことは、ズケズケと言うので、煙たがられる場合もあります。基本的には純情で楽天的なのですが、時に考えすぎが取越し苦労となることもあります。また、意外と内面は人に対する好き嫌いが激しいので、それが葛藤の元となることもあります。学者や技術者で成功している人が多い干支ですが、女性は結婚に苦情が出やすい星です。男女とも色情には注意して下さい。質素で、物質・金銭運が良く、物を集めるという性質がありますが、五行が悪いと、意外に偏屈になります。
運気の傾向【乙丑 衰 金性 海中金】
この日生れの人の運気は中の上とします。この生れの人は、今迄は寒気に閉ざされていたものが、春の陽気に逢って芽を出すようなもので、若い時は苦労してひねくれた性格や、屈曲した運命であっても、やがて年とともに陽気にのびのびとした素直な者になれば、大いに幸福を得ることができます。正直で実直なところが良く、男は内攻的で女性的なところが欠点です。また感情の流れに敏感で、そよ吹く風、池の小波にも感動したり、ヒステリックに泣いたり笑ったりもします。また男女とも色情が深く、性的にルーズになりやすく、異性関係のもつれ、色難のために身を滅す者もいます。とにかく思ったことは口にも出し、積極的に働けば幸せが来ます。病気は、性病、悪血の病、痛風、肺、胃の病、高血圧、脚気などに注意。
日干が「乙丑」の有名人の例
【男性】
木戸孝允(政治家、萩藩士、薩長連合、別名:桂小五郎)
大村益次郎(日本軍政の祖、萩藩士)
三木武夫(首相)
菅義偉(政治家、首相、自民党、官房長官時代「令和」を発表)
河合小市(実業家、河合楽器製作所創業社長、ピアノ製造技師)
本田宗一郎(ホンダ社長)
江副浩正(元リクルート会長、リクルート事件、贈賄)
村上世彰(村上ファンド代取、物言う株主、M&A、元通産省)
田中喜代重(弁護士、各地で地検検事歴任、TVコメンテーター)
羽鳥明(福音派ラジオ牧師、大衆伝道者、太平洋放送協会会長)
牧口常三郎(宗教家、教育者、創価学会の創始者)
玄侑宗久(作家・小説家、臨済宗の僧侶、著書多数、TV出演)
源氏鶏太(作家、直木賞、『三等重役』)
萩原朔太郎(詩人)
久世光彦(名演出家、作家、「時間ですよ」他、紫綬褒章、急逝)
池田満寿夫(映画監督、版画家、『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞)
はら・たいら(漫画家、知的でクール)
川野泰彦(プロデューサー、石原プロからフリーに)
阿久悠(作詞家、小説、「津軽海峡冬景色」他で受賞作品が多い)
三木のり平(喜劇俳優、演出家、「社長」「駅前」シリーズ)
館ひろし(俳優、「西部警察」、石原プロ)
古谷一行(俳優・歌手・プロデューサー、金田一耕助役、肺癌)
天野鎮雄(俳優、DJ、劇団「劇座」代表、名古屋で活躍)
大沢樹生(歌手、俳優、元<光GENJI>、喜多嶋舞と離婚)
山川豊(演歌歌手)
荘村清志(クラッシク・ギター)
和賀勇介(お笑い芸人、<トップリード>、相方→現行犯逮捕)
西谷泰人(占術家、国際手相研究会主宰、気学、コスモメイト)
豊島将之(将棋棋士、名人〝関西若手四天王、PCで研究専門)
鶴岡一人(野球、23年の監督生活でリーグ制覇11回)
西本聖(野球、投手、巨人、剃刀シュート)
江藤智(野球、野手、スラッガー、広島→巨人)
柏戸剛(47代横綱、柏鵬時代、優勝5回、鏡山親方)
亀田興毅(プロボクサー、Lフライ級王者、亀田三兄弟の長男)
モーツァルト(音楽家・作曲家、短命〝古典派3巨匠〟の一人)
マーク・ケアー(総合格闘家・レスリング、霊長類ヒト科最強)
J・M・ファンジオ(レーサー、F1で5回世界王者、誘拐事件)
ルパート・マードック(実業家“メディア王”盗聴事件で謝罪)
マックス・ファクター(美容師・化粧品メーカーを設立、移民)
【女性】
西太后(清代末の皇太后、同治帝摂政・権力者、中国三大女傑)
三原じゅん子(政治家・参議院、女優、介護施設経営、癌経験)
金さん・銀さん(名古屋の長寿双子姉妹、TVで人気、CM出演)
綿矢りさ(作家、「蹴りたい背中」で芥川賞←19才で最年少受賞)
ミヤコ蝶々(女優、漫才映画舞台、上方芸能界のスター、紫綬褒章)
新珠三千代(女優、宝塚出身、TV「細うで繁盛記」「氷点」)
京塚昌子(女優)
前田美波里(女優)
岡田奈々(女優、清純派アイドル、人気絶頂期に暴漢に襲われる)
山田スミ子(女優、元吉本興業所属、吉本新喜劇でマドンナ役)
小宮悦子(アナウンサー、ニュース・キャスター、2度離婚に)
花田景子(アナウンサー、横綱・貴の花と結婚)
渡辺はま子(歌手)
後藤真希(歌手・女優<モーニング娘>〝ゴマキ〟家族の事件)
白井貴子(バレーボール)
出口なお(宗教家、霊能者、大本教の開祖)
宜保愛子(霊能者、離婚歴あり、「心霊ブーム」とバッシング)
宇月田麻裕(開運研究家、タレント、宿曜占術他、事務所の代表)
金田貴子(まつげエクステ・マツエク講師、元ガングロギャル)
白井のり子(サリドマイド患者、元熊本市職員、映画化、講演)
インディラ・ガンディー(インドの首相、暗殺、ネルーの長女)