「困った時の、神頼み」
この、誰もが一度は口にしたことのある言葉。
あなたは、これを単なる気休めや、弱さの表れだとお考えでしょうか。
私は、そうは思いません。
生まれたばかりの赤ちゃんは、自らの無力さを知っています。
だからこそ、ただ「オギャー」と泣き、母という絶対的な存在に、その身を委ねます。
お腹を満たしてもらい、不快を取り除いてもらい、その温もりの中で、安心して眠りにつく。
人が、その力の及ばない、より大きな存在に「助け」を求めること。
それは、私たちがこの世に生を受けた瞬間から、魂に刻まれている、最も自然で、根源的な行為なのです。
第一章:あなたの内に眠る、
神聖なる守護の力
人生という航海は、常に順風満帆とは限りません。
どれほど経験を積み、力をつけたとしても、時には、自らの力だけではどうにもならない、巨大な嵐に見舞われることがあります。
そんな時、私たちは、親なる神、あるいは、目に見えない大いなる存在の力を、借りる必要があるのです。
そして、東洋の深遠な叡智は、その「天からの救いの手」が、どのような形で私たちにもたらされるのかを、具体的に示してくれています。
その最も代表的なものが、四柱推命における最高の吉星『天徳星(てんとくせい)』です。
第二章:『天徳星』
~母の愛に似た、無条件の守護~
『天徳星』とは、「天徳貴人(てんとくきじん)」と、その力を支える「天徳合(てんとくごう)」という、二つの星の総称です。
この星は、あなたが積んできた徳、そして、あなたのご先祖が積んできた徳が、天からのご加護となって、あなたの人生を守り、導く力とされています。
興味深いことに、この『天徳星』は、その人の「生まれ月(月支)」から導き出されます。
四柱推命において、月支は「母親」を象徴する場所。
母親が、我が子を無条件の愛で守ろうとするように、『天徳星』は、私たちに、温かく、そして力強い守護の光を投げかけてくれるのです。
この星を、ご自身の命式に生まれ持つ方はもちろん、持っていなくとも、運氣の流れの中で巡ってくる『天徳』の時期には、誰もがその恩恵を受けることができます。
それは、あらゆる厄災を退け、大難を小難に、小難を無難に変える、絶大な守護の力です。
第三章:『天徳』の光を、
人生に招き入れる
では、この天からの救いの手を、私たちは、どうすれば受け取ることができるのでしょうか。
それは、人生の重要な局面において、意識的に『天徳』が示す「時」と「方角」を選ぶことです。
『天徳方位』にある医療機関を訪ねることで、あなたに最適な医師や治療法との、奇跡的な出会いがもたらされることがあります。手術や治療の開始日を『天徳日』に選ぶこともまた、その快復を力強く後押ししてくれるでしょう。
就職活動の面接や、重要なプレゼンテーションを『天徳日』に行うことで、あなたの言葉に力が宿り、人々を動かすことができます。
『天徳』が重なる、特別な日時に、『天徳方位』の神社仏閣を参拝する。それは、あなたの祈りを、天へとまっすぐに届ける、最も確かな方法の一つです。
命式の中に、この『天徳星』を二つ以上持つ「四方干徳(しほうかんとく)」の方は、特に、ご先祖様からの厚い功徳に守られています。
また、学問や叡智を象徴する「印綬(いんじゅ)」という星と共に『天徳』が巡る時期には、人生観を根底から変えるような、素晴らしい師や、書物との出会いが訪れるでしょう。
私自身の鑑定経験の中でも、この時期に、大きな飛躍を遂げられた方を、数多く見てまいりました。
終章:祈りという、最高の知性
私たちの心が、真に安らぎ、揺るぎない安定を得る時。
それは、自らの無力さを認め、人事を尽くした上で、最後は、より大きな流れに、静かに身を委ねることができた時なのかもしれません。
「祈り」とは、自らの小さな願いを超え、宇宙の真理と調和すること。
それこそが、人生の荒波を乗りこなす、最も気高い知恵なのです。
私たちFOURPILARSは、あなたがその繋がりを再発見し、人生のあらゆる局面で、天からの祝福を受け取るためのお手伝いをします。
あなたの『天徳』を知り、その力を人生の羅針盤とすること。
その知的な祈りの作法を、ここで、あなたにお渡しします。