庚申は六十干支の57番目の干支です
心の世界観
庚申の世界観は、荒々しい巨大な鉄の塊を象徴しています。ずっしりと重く、頑強な鉄塊が、その無骨な表面を鈍い光で輝かせるイメージ…これが庚申の人の心の奥底に広がる心象景色です。「庚」「申」とも金性で「戦いの神」を表します。しかし、その様な強いイメージに反して内面にはお茶目で愛される天分を持つ。一見すると穏やかで社交的な印象を与えますが、心の奥には鋼のような不動の強さを秘めています。常に冷静かつ理性的であり、感情に流されることはありません。物事を白黒はっきりさせる性格で、曖昧さや理にかなわないことを嫌います。その観察眼は鋭く、高い分析力と合理性を備えています。周囲の評価に左右されることなく、自分の信じる正しさを貫く姿勢が特徴的です。巨大な鉄塊のように屈しない強固な意志を持ち、誰に対しても媚びることなく、独自の正義感を大切にします。プライドが高く、自分の力で物事を成し遂げようとする独立心の強さが際立ちます。信念を実現するために果敢に行動し、決断力と実行力に優れています。困難な状況に直面しても、その負けん気の強さで最後までやり抜く力があります。一方で、この特質が過度に表れると、頑固さや強情さが際立つことがあります。他者の意見を受け入れるのが苦手なため、ときには周囲と衝突してしまうこともあるでしょう。しかし、価値観が合う人に対しては親切で寛容な一面も持っています。責任感が強く、頼れる存在として信頼を集めます。相手が正面から挑んできた場合も逃げることなく向き合い、相手が求める際には温かく支える姿勢を見せます。また、親分肌で煽てに弱く、常識的で健全な精神を持ち、前向きに前進する凛とした強さの持ち主。働き者が多く合理的で曖昧さを嫌います。庚申の人にとって、自身の信念を実現し目標に向かって着実に進むことが理想的。ただし、独りよがりにならず、時には他者の助言を柔軟に取り入れることで、その合理性と鋭い判断力を最大限に活かすことができるでしょう。強靭な精神力が、その人の歩む道をさらに確かなものにするはずです。この星を持つ人が目標に向かって進む時、周囲が驚くようなスピードで作業します。その達成力はかなりのもので目を見張るものがあります。努力さえすれば成功する強運の持ち主。特に小さい頃から教養を磨くと幸運を掴みやすくなります。女性の場合は、バリキャリ職業向き。医師・弁護士などの専門職や、IT系職業に就く人が多い。
②五行:金(天干)-金(地支)/比和(同気)
③種類:専旺干支
④十二運:建禄
⑤納音:石榴木(音律:角、納音五行:木)
⑥納音十二運:自絶
⑦空亡:子丑
⑧羊刃:酉
⑨六壬神課の十二天将:白虎
生まれ持った性質(日柱干支)
穏やかそうで品と威厳がありますが、内面は頑固で負けず嫌いです。しかし、人徳があって人には愛されます。親分肌のところもあり、おだてに弱いのですが、努力さえすれば成功する運命を持っています。独立して成功している人もあります。弁が立ち、人間関係も上手ですが、男子は色情に注意が必要です。合理的思考方法をしますので、甘い情緒などは通用しません。曖昧さを嫌い、白黒をハッキリさせようとします。権威を笠に着る者にも決して屈することはありません。若い頃は突っ張っていても、中年以降温厚となる人が多い星です。運動神経のいい人が多い。
運気の傾向【庚申 建禄 木性 柘榴木】
この日生れの人の運気は中の上とします。女性は殊に美人の生れです。男女ともに口弁が立ち、人づき合い、交際上手です。しかし中には浮わ気ぽい人もいて、その言葉に裏表があり、変わり易いは女心と秋の空、晴雨も善悪も、ウソも真も、その時々の調子ご都合で変わるのは困るのです。本当に幸せになろうと思ったら、いつも正直、いつも善に、誠一筋に生きて下さい。また住所や職業を何度も仕換えて転々する人がいますが、それでは幸せになれません。わが意に副う仕事に真すぐに進むべきです。生来、利巧で器用であり、而も活発で積極性の旺盛な人ですから、事業を起して成功する人がいます。しかしともすると強欲になり、また殺伐の気を起して訟争を事とし、人をうらみ、苦しめ、或は自からも傷つき、切角の幸運を破ってしまう人もいます。いつも利をむさぼらず、人の為に働らき、愛情豊かに、こまやかに親子、兄弟、夫婦、友人、すべての人々と親和する心をもって、一心につとめ励めば、富貴は自然と来って老いて幸せが家に満つること請合です。病は神経痛、肩腰のコリ、貧血、骨折、ノド、セキなどに注意。
②五行:金(天干)-金(地支)/比和(同気)
③種類:専旺干支
④十二運:建禄
⑤納音:石榴木(音律:角、納音五行:木)
⑥納音十二運:自絶
⑦空亡:子丑
⑧羊刃:酉
⑨六壬神課の十二天将:白虎
日干が「庚申」の有名人の例
【男性】
夏目漱石(作家、『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』)
泉鏡花(作家、『高野聖』、神秘文学、芸妓と結婚)
永井荷風(作家、耽美主義、文化勲章、『濹東奇譚』)
山岡荘八(作家、歴史小説、『徳川家康』)
丹羽文雄(作家、文化勲章、『蓮如』)
児島襄(作家・戦争史研究家、戦記『太平洋戦争』、菊池寛賞)
江藤淳(文芸評論の戦後の第一人者、鴛鴦夫婦、妻を後追い自殺)
武智鉄二(映画監督、「黒い雪」「白昼夢」)
寺山修司(演出家、詩人、劇作家、「時には母のない子のように」)
木下順二(劇作)
佐伯祐三(画家)
士郎正宗(漫画家・イラストレーター、『攻殻機動隊』原作者)
横山光輝(漫画家、「鉄人28号」)
三宅久之(政治評論家、元記者)
森田芳光(映画監督、「失楽園」)
紀里谷和明(映画監督・映像監督・写真家、宇多田ヒカル元夫)
山村聰(俳優、監督、「黒い潮」でブルーリボン賞)
岩城滉一(俳優、渋みのある二枚目)
火野正平(俳優)
団時朗(俳優、特撮ものが多い、「帰ってきたウルトラマン」)
八代英太(タレント、国会議員、下半身不随で車椅子の議員活動)
金子吉延(元俳優、子役、「仮面の忍者 赤影」の青影役)
桂米丸(落語家)
オール巨人(漫才師、コメディアン、<オール阪神巨人>)
大村崑(喜劇俳優、タレント、オロナミンCのCM)
山本浩司(お笑いタレント、<タイムマシーン3号>ツッコミ)
野口五郎(歌手)
張替智広(ミュージシャン、ドラムス、歌、<キンモクセイ>)
福澤朗(アナウンサー、司会、日本テレビ、「ズームイン朝」)
太刀山峰右衛(22代横綱、突押=「四十五日」、仏壇返し)
カツノリ(野球、捕手、ヤクルト→阪神、野村克也監督の息子)
宗茂・猛(陸上、マラソン、宗兄弟として有名、双子)
隠元隆琦(仏教僧・禅宗、黄檗宗の開祖・煎茶道開く・能書家)
諸口十九(占術家、元俳優、現代五行易の祖、易名:悦久)
伯耆弘徳(占術家、算命学者、創楽院算命学塾、シンセサイザー)
マドモアゼル愛(占術家、西洋占星術、神経症の病理に詳しい)
高島龍峰(占術家「高島易断総本部神聖館」総裁、刺青あり)
アーノルド・トインビー(英国の歴史学者〝歴史は繰り返す〟)
A・コナン・ドイル(推理小説家『シャーロック・ホームズ』)
ヴィリエ・ド・リラダン(作家・詩人・劇作家『未来のイヴ』)
ソニー・ロリンズ(ジャズ・サックス奏者、禅ヨガに造詣深い)
チャールズ・ミンガス(Jazz・ベーシスト、人種隔離反対運動)
マイク・タイソン(ヘビー級ボクサー、世界王者、暴力沙汰等)
【女性】
大島真寿美(作家・小説家、『渦 妹背山女庭訓…』で直木賞)
萬田久子(女優、元ミス日本、未入籍のまま親子三人で結婚生活)
西川史子(整形外科医、ミス日本、タレント活動、才色兼備)
田中裕子(女優、夫:沢田研二)
東てる美(女優、ロマンポルノ出身で一般作でも成功している)
ひし美ゆり子(女優、「ウルトラセブン」アンヌ隊員)
叶和貴子(女優、和服の似合う美人、関節リューマチを患う)
小沢真珠(女優・タレント「神様の罪滅ぼし」、歯科医と結婚)
吉田美和(歌手、<ドリームズ・カム・トゥルー>)
安倍なつみ(歌手、<モーニング娘>)
伊藤みどり(フィギュア・スケート、トリプルアクセル、五輪銀)
木原美和子(水泳、タレント)
陣内貴美子(バトミントン、スポーツキャスター)
福原愛(天才卓球少女、日本初女子プロ、リオ五輪・団体で銅)
國弘三栄(占術、算命学、著書『人間の命運』、大阪市)
ルル・マリア(占術家、西洋占星術・タロット、國學院大学卒)
グレタ・ガルボ(ハリウッド女優、映画草創期の伝説的スター)
ヴァネッサ・ウィリアムス(歌手・女優、黒人初Miss America)
ブルック・ホーガン(歌手・TVタレント、父親はプロレスラー)
呉舜文(裕隆汽車総裁、夫が創立者“台湾自動車業界の女王”)