戊申は六十干支の45番目の干支です
心の世界観
戊申の世界観は、豊富な鉱石を秘めたソフトな岩山を象徴します。荒々しくも肥沃な山肌が広がり、地中には豊かな資源が眠っている様子をイメージ…これが戊申の人々の心の奥に広がる心象風景です。岩山のように飾り気がなく素朴で、自由を心から愛する性格です。地位や名誉に縛られることを嫌い、マイペースで悠々とした生き方を好みます。どこか子供のような無邪気さを持ち続け、愛嬌があり人懐っこい性格です。一方で、時折反抗的になることもありますが、それすらも人に憎まれない不思議な魅力があります。戊申の人は、岩山が豊富な鉱石を蓄えるように、自分自身が楽しむための人生を築くことを大切にします。仲間を集めて盛り上がったり、趣味に没頭したりすることで、充実した時間を生み出します。自分から積極的に人を巻き込んで、楽しい環境を作り出すのが得意です。夢見るロマンチストではありますが、無謀な夢を追うことはなく、現実的な感覚を持っています。山の割にはソフトな雰囲気を放ち、安定した精神を持つ頼りがいのある人が多い干支です。勿論、戊は「大きな山」を表しますので、周囲からの注目を得ますし、内面は努力家で頑固なところがありますが、ほがらかで愛嬌もあるので人には好かれます。自意識は強いですが、サービス精神もあり、裏方的な心理も働くために、ボランティア・福祉・医療関係等にも適しています。周囲の状況を冷静に観察しながら我が道を行くタイプなので、クールに見られる場合もありますが、内面には温かいものを持っています。器用で頭の回転の良い感覚人間で、芸術等を愛する風流人だが、仕事に対しては怠惰な面もあり、物質欲や家族に対する執着心も強い。山のように揺るぎない意志を持ち、「自分が楽しむ」という一貫した価値観に忠実です。しかし、この特徴が強く出すぎると、周囲の状況を気にせず自分の意思を押し通すことがあり、結果として反感を買ってしまうこともあります。また、岩山の中の鉱山が崩れやすいように、内面に脆さを抱えており、批判に敏感な部分も見られます。戊申の人は、頭の回転が速く直感力に優れています。感覚的に物事を処理する能力が高く、機転の利く要領の良さが特徴。理想的な生き方は、岩山が豊かな資源を持続的に生み出すように、自分の楽しみを追求しながら成長すること。周囲との関係を大切にし、状況を冷静に見極めることで、自由な感性と遊び心を最大限に活かし、自分らしい人生を楽しむことができるでしょう。
②五行:土(天干)-金(地支)/土生金
③種類:漏干干支
④十二運:病
⑤納音:大駅土(音律:宮、納音五行:土)
⑥納音十二運:自生
⑦空亡:寅卯
⑧羊刃:午
⑨日柱の吉凶星(神殺):福生貴人、天佑格、暗禄、文昌貴人、天厨貴人
生まれ持った性質(日柱干支)
大らかで明るく一見のんびりしているように見えますが、鋭い感性と、深い思考力をもっていて、いつも何かを考えている人です。基本的には感覚人間なので、合理的に問題を解決するより、勘や閃きや思いつきで解決しようとします。飾らない性格でどことなく瓢々としていて、さっぱりしたところがあり、円満で愛嬌もあるので人には好かれます。技術や芸事など、手先が器用です。初婚に破れやすく、特に女性は別居や離婚になりやすい。
運気の傾向【戊申 病 土性 大駅土】
この日生まれの人の運気は中の上とします。諸芸に通じ器用な生まれです。また義理人情にあつく、活動的ですが、反面少しく高慢気、つまり鼻柱向意気が強い人が多いものです。そして、口数も多く、押し出しも良いので、人気者となり、人に立てられ、首領親分となり、名誉や権力を得て、高位に登る人もいます。よく政治家や組合長などに見かけるタイプです。ただともすると、わが運の強さに慢心して、おごり高振り、人を軽蔑する風も出て、時には勢いに乗りすぎ、手を出しすぎて失敗します。それで人の物笑いとならぬよう堂々反省し、慎みをもつべきです。更にこの生まれは強情で移り気なために、あれこれと職業を変えたり、住まいを移す人がいます。或は人の信用を裏切って、内股膏薬のように、アチラコチラと、利のある方に付いてかけ廻る人もいますが、これでは幸せは来ません。とにかく裏表なく信頼される人物となって、誠実に、多くの人々のために骨を折り、一つの道をたゆみなく進むうちに、大きな幸運が廻ってくるのです。男女とも色情を慎むこと。病は高血圧・眼・耳の病・神経痛・ケガ事故などに注意。
日干が「戊申」の有名人の例
【男性】
康熙帝(中国・清朝代の第4代皇帝、聖祖、文武に功績)
大川功(㈱セガ代表取締役会長兼社長、CSKグループ創設者)
武藤絲治(鐘紡社長、極端な借金経営・ワンマン人事で辞任に)
高田高胤(宗教家、仏教僧、薬師寺管主、『母』)
大屋晋三(経営者、帝人・社長、24年間社長在任、商工大臣)
中原中也(詩人、『山羊の歌』、結核性脳膜炎で短命死)
吉本隆明(文芸評論家)
横溝正史(作家、探偵小説、「金田一耕助」シリーズ)
山田太一(脚本家、作家、菊池寛賞、『異人たちとの夏』)
河井酔茗(詩人・口語自由詩を提唱、雑誌「文庫」の詩の選者)
西川寧(書家、文化勲章受賞、篆隷体を基にした独自の書表現)
ちば・てつや(漫画家)
野村万作(2代目、狂言師、狂言の第一人者、紫綬褒章受章)
尾上松緑(2代目、歌舞伎俳優、人間国宝、文化勲章、荒事師)
中村獅童(二代目、歌舞伎俳優、竹内結子と離婚、経度肺腺癌)
緒形拳(俳優、個性派実力俳優として活躍、息子も俳優)
仲代達矢(俳優、無名塾を主宰)
東海林太郎(歌手、直立不動の姿勢で歌う、「赤城の子守唄」)
藤山一郎(国民的歌手、「丘を越えて」、瑞宝章)
小室哲哉(作曲家・プロデューサー「5億円詐欺事件」で逮捕)
和泉宏隆(キーボード奏者<T-SQUARE>ジャズ・フュージョン)
木村拓哉(歌手、俳優、タレント、<SMAP>、平成の色男)
もんた・よしのり(歌手、「ダンシングオールナイト」)
綾小路翔(DJ OZMA、歌手、ロックバンド<氣志團>團長)
櫻井翔(歌手、<嵐>、主にラップ担当、頭脳派、アウトドア派)
成毛滋(ギタリスト、キーボード奏者、70年代ロック、大腸癌)
鬼澤慶一(レポーター、ワイドショー、若者から暴行を受ける)
羽黒山政司(36代横綱、怪力、稽古の虫、アキレス腱を切る)
小錦八十吉Ⅵ(大相撲・大関、巨体、外人力士、タレント活動)
石井一久(野球、投手、ヤクルト→メジャーリーグへ)
伊東一雄(野球評論家、米メジャーリーグの解説、”パンチョ”)
北島康介(水泳、平泳ぎ、世界新記録樹立、アテネ五輪で金2冠)
屋敷伸之(将棋、史上最年少の棋聖、”お化け屋敷”と言われる)
本田奎(将棋棋士、若手の俊英、得意戦型戦法は〝相掛かり〟)
田中要一郎(占術家・翻訳家、レイモンド・ロー公認の風水師)
ガリレオ・ガリレイ(天文学の父・異端審問・それでも地球は)
カフカ(作家、『変身』、死後に評価、元保険局勤務、肺結核)
スティービー・ワンダー(音楽家、歌手、キーボード、作曲家)
デビッド・ベッカム(サッカー選手、最高年俸、女性に人気が)
【女性】
里中満智子(漫画家、成人女性漫画、『アリエスの乙女』)
田丸美寿々(キャスター)
倍賞千恵子(女優 、映画「寅さん」の”さくら”役)
雪野智世(女優、元アナウンサー、司会、実父が金銭トラブル)
斉藤慶子(女優・タレント、不倫・結婚→離婚→実業家と再婚)
夏木マリ(女優・歌手「絹の靴下」映画「鬼龍院花子の生涯」)
星野知子(女優)
高橋由美子(女優・〝20世紀最後のアイドル〟・脅迫文事件)
山下久美子(ロック歌手、「赤道小町ドキッ」「奇跡の恋」)
矢口真里(歌手、<モーニング娘。>リーダー、交際発覚で脱退)
アジャ・コング(女子プロレス、全日本女子、顔にペインティング)