辛丑は六十干支の38番目の干支です
心の世界観
辛丑の世界観は、凍りついた冬の大地に光り輝く宝石を象徴しています。寒さと霜の中でも色褪せることなく、清らかな輝きを放つ宝石をイメージ…これが辛丑の人の心に広がる心象風景です。冷たい大地でなお輝き続ける宝石のように、辛丑の人はいつまでも純粋で無垢な心を持ち続けます。まるで永遠の少年少女のような存在で、愛嬌たっぷりで人懐っこく、優しい雰囲気を醸し出します。周囲から自然に好かれる、まさに宝石のような魅力を持つ人柄です。厳しい雨風にさらされても、その輝きが失われることはなく、強い自己を持ち続ける宝石のように、辛丑の人は流されることなく自分の信念を貫きます。表面的には穏やかに見えますが、その内にはダイヤモンドのように堅固な意志を秘めており、プライドが高く頑固な一面もあります。自由を愛し、束縛されることなく自分のペースで進み、独自の世界観を持つワンマンタイプ。自分が輝ける場所を見つけることが生きがいとなります。辛丑は知性の高い干支と言われ、独特な知性を備えた人が多い。ユーモアのセンスもありますが、内面は好き嫌いが激しく頑固でプライドも高い。また、地味で口数多くはありませんが、内心には陽気さと粘り強さを持ち、風流で芸術を嗜好します。嫌な人が近づくと派手には牙をむきませんが、遠くのほうを向いてしまいます。しかし、気にいった人には一生懸命に尽くします。人の為に苦労を惜しまず、自分の信念を貫き、頭の良さと、要領の良さで地位を築くことも出来ます。また辛丑の人は優れた忍耐力を持ち、努力を惜しまない一方で、楽しみながら成長することを大切にしています。ストイックになりすぎることなく、柔軟に対応できる器用さも持ち合わせています。しかし、この特徴が強調されると、時にはしたたかで自己中心的な面が出てくることも。人から干渉されることを嫌います。純粋な心ゆえに、周りの状況を気にせず、自分の欲求を通してしまい、知らず知らずのうちに反感を買ってしまうことも。また、辛丑の人は非常に頭の回転が速く、状況に応じて臨機応変に対応できる能力を持っています。無駄なことに時間や労力を費やさず、効率的に行動しながら危機を回避することが得意です。冷静に物事を進める能力が、彼らの大きな強みとなっています。辛丑の人にとって理想的なのは、冷たい冬の大地で輝く宝石のように、自分の得意分野を磨きながら、目標に向かって着実に成長していくこと。周囲との調和を保ちながら、自分の夢を実現していくことで、純真さと頭の良さがさらに際立ち、その輝きは一層強調されることでしょう。若々しい気分を持つように心がけることが開運の秘訣です。
生まれ持った性質(日柱干支)
外見はおっとりとして腰が低く、謎めいた雰囲気ですが、内面は好き嫌いが激しく頑固でプライドの高い人です。天干が辛で外見は陰気で地味なように見え口数も少ないのですが、内心は地支の丑が持つ陽気さと粘り強さを持っています。
風流で芸術を嗜好する一面もあり。嫌な者が近寄っても、派手に牙をむいたりはしませんが、シカトすることも。しかし、人情的な部分もあり、気に入ったら一肌も二肌も脱いだり、人の為に苦労を買って出るところがあるので、人に敬愛される徳のある人です。
辛抱の人だけに、自分の信念はめったに曲げず容易に妥協することもありません。頭の回転の速さと、要領のよさで地位を築いて行くことが出来ます。自分の城を作る傾向があり、仕事も熱心ですから、命式・行運次第では中小企業の社長など一国一城の主になれる人です。ただ、体裁を気にしたり、邪推をしやすかったりという処が、この人の徳に傷をつけてしまいます。
女性は男性よりも、冷たい印象を持たれやすく、社交性に欠けますので、余り人間関係の幅は広くありません。意地の悪さが出る場合もあります。
運気の傾向【辛丑 養 土性 壁上土】
この日生れの人の運気は中の上とします。財富にも恵まれ、一芸一能に優れ、人気もあって幸せの人もいますが、しかし反面大変に気苦労性で頑固な処があります。これが最大の欠点で、アレコレと気迷い取り越し苦労をし、終いには他人の事まで背負い込んでしまい、いつになってもウダツが上がらぬ人がいます。それが為に人の心中を計り過ぎたり、邪推したり、意地悪をしたり、謀り事をして裏表をとりつくろい蔭日向をつくり、或は人の意見を受け入れず、何かジメジメした感じの人となります。これは俗にいう、眼前の石を見ずして遠山に気を取られて失敗するという例えに当るもので、現実に今は何が一番大切か、一番先に手を付けねばならぬことは何か、そういった事を忘れて、先々の事ばかりに気を取られているのです。これでは如何に働いても、それが身につかず無駄骨折りとなってしまいます。とにかく明朗に活発に、人との信義を守り、明日を思い患うことなく、今日を精一杯根限り、人の為に働くことが第一です。そうしている内に、わが本性の一芸一能、その才能は自づと発揮されて、財富も増え、地位も高上して、永く幸せを得ることができます。病は血圧、ノド、神経痛、骨の病、事故などに注意。
②五行:金(天干)-土(地支)/土生金
③種類:扶干干支
④十二運:養
⑤納音:壁上土(音律:宮、納音五行:土)
⑥納音十二運:自衰
⑦空亡:辰巳
⑧羊刃:戌
日干が「辛丑」の有名人の例
【男性】
一休宗純(僧・詩人、臨済宗大徳寺派、後小松天皇の落胤説有)
池田大作(宗教家、創価学会名誉会長、『人間革命』)
船田中(政治家・衆議院議長、自民副総裁、タカ派、政治一家)
鳩山邦夫(国会議員、自民党、国会対策委員長)
藤田田(経営者、日本マグドナルド社長)
野田義治(芸能プロダクション・イエローキャブの名物社長)
団鬼六(作家、官能小説の第一人者、演出家、『花と蛇』)
黒田清(ジャーナリスト、「窓友新聞」発行人)
政岡憲三(アニメーション作家、日本アニメの父で第一人者)
藤子・F・不二雄(漫画家、『ドラエモン』『オバQ』)
清水崑(河童の漫画家、『かっぱ天国』)
大林宣彦(映画監督、「時を駆ける少女」「SADA」)
古今亭志ん朝(落語家、俳優、”落語界のプリンス”)
月亭可朝(初代、落語家・漫談家、ストーカー規制法違反逮捕)
岡田眞澄(俳優)
八乙女光(タレント・歌手・俳優<Hey! Say! JUMP>、堀越高)
森進一(歌手、社会福祉活動家「おふくろさん改作騒動」肺癌)
坂田明(ジャズプレーヤー)
タケカワ・ユキヒデ(ミュージシャン、<ゴダイゴ>)
星野仙一(プロ野球・投手・監督〝闘将〟父とは出生前に死別)
田淵幸一(野球、捕手、本塁打王、阪神、解説者、コーチ)
外木場義郎(野球、投手、広島、野球解説者)
桑田真澄(プロ野球・投手、「KKドラフト事件」巨人→渡米)
落合英二(野球、投手、中日ドラゴンズ、中継ぎ)
藪恵壹(野球、投手、阪神)
伊藤一雄(野球、野球評論家、”パンチョ伊藤”)
田口真堂(風水師、宗教家、独自の気学風水、東洋風水学会会長)
北条一鴻(占術家〝真伝伝承者〟北条書店、四柱推命・遁甲他)
土御門晴親(江戸末期の公家、正二位、陰陽師、陰陽頭)
夢枕獏(作家、伝奇小説、『陰陽師』が大ベストセラー)
黒田慶樹(公務員・都庁職員、紀宮様と結婚、学習院大学卒業)
ジョン・マッカーシー(科学者・AIという用語を始めて使用)
ハーマン・メルヴィル(作家、小説『白鯨』、生前評価されず)
【女性】
愛新覚羅浩(流転の王妃、日満親善の為皇帝溥儀の弟溥傑に嫁ぐ)
平塚雷鳥(作家、社会運動家、婦人解放運動、雑誌『青鞜』発刊)
池坊保子(華道家、政治家・国会議員→引退、45代専永の妻)
中野良子(女優、エッセイ執筆、「お吟様」)
江波杏子(女優、〝昇り竜のお銀〟、キネマ旬報賞主演女優賞)
鈴木京香(女優)
宮内順子(女優、日活ロマンポルノ出身)
鈴木杏樹(女優、元歌手、医師の夫が急死「相棒」月本幸子役)
櫻井淳子(女優、「葡萄が目にしみる」、ドラマ「おみやさん」)
桐島かれん(歌手・女優、モデル出身、母親は作家の桐島洋子)
石田えり(女優、「釣りバカ日記」の妻役)
坂下千里子(タレント、DJ、女優、脚線美で知名度UP、痩身)
天童よしみ(演歌歌手、「珍道物語」が大ヒット、太め)
広瀬香美(歌手、作曲、「ロマンスの神様」、高音が通る声)
坂井泉水(歌手<ZARD>、子宮癌→肺転移、転落死・自殺)
手嶌葵(歌手・声優「ゲド戦記」挿入歌「テルーの唄」ヒット)
安藤美姫(フィギュアスケート選手、4回転、シングルマザー)
ドリス・デイ(米国の女優・歌手、動物愛護に尽力、4度結婚)
レア・セドゥ(仏の女優、映画007でボンドガール/Spectre他)