壬辰は六十干支の29番目の干支です
心の世界観
壬辰の心の世界観は、春の風が土の匂いや芽吹きの香りを運ぶ季節に湿原を悠々と縫うように流れる大きな河をイメージ。柔らかな土をさらいながらのどかに流れる春の河のように、穏やかで落ち着いた雰囲気を放ちおおらかで大きなエネルギーを持つ。小さなことにはこだわらない器の大きい寛大な人。知的で物静か、控え目な雰囲気。どんなときも柔らかな物腰で人と接し、人の話を聴くことが上手。精神的スケールが大きく、多少のことでは動じない情に厚い親分肌・姉御肌タイプ。何事もあるがままに受け入れる度胸と安心させる不思議な包容力がある。その落ち着きから年が若くても、まるで熟年のような雰囲気を醸し、実年齢より年上に見られがち。どっしり構えた佇まいの中に謙虚さと礼儀正しさを兼ね備え、責任感強く、特に仕事や大切な人のためには積極的に動くなど大胆なところもあり、周囲から信頼を寄せます。細かいことにもよく気がつく気配り上手。一見、おっとりしているようですが、どんな障害も乗り越える不撓不屈の精神力を備え、内面はかなりエネルギッシュ。強烈な意思と譲れないプライドを秘め、底知れない情熱の持ち主。興味が湧いたらすぐに行動に移し、どんどん吸収していく凝り性。普段は穏やかにゆったりとたゆたう大河も、ひとたび増水すると一変、激流と化す河のように、悠長な面と性急な面をバランス良く併せ持つ。基本は、淡々とやるべきことをこなし粘り強く結果を出していく人ですが、一度心に決めたらストイックに行動する芯の強さと競争心を発揮。持ち前のバイタリティーとパワフルな行動力でどんどん目標に向かって邁進します。ときに短気でせっかちで自己顕示欲が強い部分があるので、無理を通して周囲とぶつかる場面も。自分の目的のため周囲の人を巻き込み、自ら変化の激しい環境に飛び込む冒険的な行動要因を「自覚」することが運を発展させる秘訣。気持ちの振れ幅も大きいだけにメンタル消耗を抑えましょう。壬申は、四柱推命において他に類を見ない特別な運命「魁罡(かいごう)」を背負っています。雄大な大河のごとく、得意分野の才能を研ぎ澄ませ地道に成長するのが理想的。溢れる感情を上手くコントロールすることが大切。情報収集・分析に長け、冷静で客観的な審美眼を持ち、相手の裏を読む鋭さ、交渉事も得意。頭が柔らかく聡明さと知性、粘り強さと無限のエネルギーを存分に発揮。学問や芸術、スポーツ分野で大きな成就を収め発展する可能性を秘めます。膨大な知識量を備え、歴史や文学を好み自由を求めて海外で活躍したりと、文武両道で歩むことが出来る人です。
②五行:水(天干)-火(地支)/水尅火
③種類:截脚干支
④十二運:墓
⑤納音:長流水(音律:羽、納音五行:水)
⑥納音十二運:自墓
⑦空亡:午未
⑧羊刃:子
⑨日柱の吉凶星(神殺):魁罡、福生貴人
生まれ持った性質(日柱干支)
知的で聡明、文才のある人が多く、歴史や古いものに関心を持っています。意外と内向的で、批判的ですから、むやみに自分の主張を通したりはしませんが、内面は負けず嫌いです。対外的には強引ではありませんが、根気と粘りで勝ち抜いて行こうとします。
常に前向きでフットワークも軽いが、親分肌的なところもあり、上下の秩序や肩書きを重んじます。人の上に立てる頭領運があります。人の面倒をよく見、それが人望と頭領運につながっています。
また、なかなか冷静で鋭い客観的な観察眼を持っていますが、意外と自分自身のことは見えていません。外での態度とは違い、家族には非常に優しくよく尽くし、従順な人です。ただ、お金のことで振り廻される宿命があります。女性は良妻賢母のタイプですが、子供に対しては口やかましい教育ママとなったり、過保護となりやすい傾向があります。
運気の傾向【戊寅 長生 土性 城頭土】
この生まれの人の運気は中の下とします。声が高く、強情で、わが意を立て、つまらぬ事にも腹を立てて怒り、それが為に失敗をする人がいます。人に交わるには、まづ高慢の気をおさえ、円満の情をもってしなければなりません。そして生涯争い事には十分気をつけて、節度を守り、柔和を旨とするべきです。この人の長所としては仁義に厚く、礼を正し、また押しの強い処などもあり、更にはよく人の世話をするなど、積極的に人の為に働くことがあります。このために老いて人望を得、名誉を得、頭領となって幸せをつかむ人がいます。ただこの生まれの人は多く孤独性で、晩婚となり、或は夫婦縁が何度も変わり、或いは早く児に先立たれて、老いて寂しい人もいます。病は神経痛、肝、心臓の病、癌、潰瘍、下の病などに注意。
日干が「壬辰」の有名人の例
【男性】
芥川龍之介(作家、短編小説が多い、『羅生門』他、服毒自殺)
松岡洋右(衆議院議員、外交官、外相、日独伊三国同盟を締結)
川島正次郎(国会議員、自民党副総裁、長命、”陽気な寝業師”)
河村たかし(政治家、名古屋市長、国会議員・民主、減税日本)
山口良忠(裁判官、判事、ヤミ米購入を拒否し餓死)
高田明(経営者、ジャパネットたかた・社長、テレビ通販大手)
横山大観(日本画家、文化勲章、母方の姓を継ぐ)
宝井馬琴(講談師)
藤本義一(作家、司会者、「11PM」)
渡辺和博(月間漫画ガロ編集長)
桂文治(十代目、落語家、歯切れがいい、落語芸術協会の会長)
海老一染太郎(曲芸師、寄席の伝統演芸・太神楽、弟とのコンビ)
大橋巨泉(タレント、11PMの司会、国会議員となるが1年で辞職)
坊屋三郎(俳優、コメディアン、<あきれたぼういず>)
名古屋章(俳優、声優、ドラマ舞台、ナレーター、脳梗塞脳腫瘍)
南利明(俳優、タレント、名古屋弁)
細川俊之(俳優)
柄本明(俳優、<東京乾電池>)
福本清三(俳優、名脇役、日本一の斬られ役、「ラストサムライ」)
東山紀之(歌手、俳優、ジャニーズ、<少年隊>、舞台でも活躍)
田原俊彦(歌手・俳優・<たのきんトリオ>3年B組金八先生)
一節太郎(歌手、「浪曲子守唄」が200万枚を超える大ヒット)
坂本九(歌手、「上を向いて歩こうよ」、航空機事故で死亡)
なぎら健壱(タレント)
板倉俊之(お笑いタレント、インパルス、コント、ボケ、細め)
出川哲朗(お笑いタレント、抱かれたくない芸能人ナンバーワン)
モンキッキー(お笑いタレント、「おさる」から細木の勧めで改名)
植芝盛平(合気道・創始者、大本教、宗教と武道の一体化)
藤原喜明(プロレスラー、関節技の鬼、タレント、俳優)
石井和義(空手、K-1プロデューサー、脱税事件で逮捕)
大谷翔平(プロ野球・投手・野手〝二刀流〟、メジャーで活躍)
石毛宏典(野球、西武、監督)
古田敦也(野球、日本一の捕手、ヤクルトスワローズ)
小松辰雄(野球、剛速球投手、中日ドラゴンズ、野球解説者)
与田剛(野球、速球投手、中日ドラゴンズ、野球解説者)
斎藤佑樹(野球・投手、早稲田実業、日ハム〝ハンカチ王子〟)
赤星憲広(野球、外野手、盗塁王、小柄、阪神タイガース)
室伏広治(ハンマー投げ、シドニー五輪銀メダル、「鉄人二世」)
坪田信貴(塾経営者・坪田塾、著書の「ビリギャル」が映画化)
ヒカル・ナカムラ(チェスのGM、全米のチェスチャンピオン)
パブロ・ピカソ(前衛画家・キュビスム・「ゲルニカ」多愛人)
エリック・サティ(作曲家、異端児・風変り「ジムノペディ」)
ガストン・ルルー(作家・法律家、『オペラ座の怪人』、尿毒)
オリバー・ストーン(映画監督プロデューサー、アカデミー賞)
トミー・リー・ジョーンズ(俳優、名優、日本通、BOSS長寿CM)
【女性】
佐久間良子(女優、占い師・二穣師女問題、書道で日展に入選)
檀ふみ(女優)
うつみ宮土理(女優、タレント、「ロンパールーム」)
赤木春恵(女優、TVドラマ「渡る世間は鬼ばかり」)
篠ひろこ(女優)
広末涼子(女優、タレント、歌手、出来婚、早大教育学部中退)
新山千春(タレント・女優・グラビア・元巨人黒田哲史と結婚)
山咲千里(女優、著書:『いつかジェラシー』)
木野花(女優、演出家)
裕木奈江(女優、ハリウッドへ進出、米国に移住、バッシング)
瀬川瑛子(演歌歌手・女優、「命くれない」、紅白歌合戦出場)
はしのえみ(タレント・女優、高齢出産41歳で初産、モノマネ)
清水由貴子(タレント)
宮崎緑(キャスター)
榎美沙子(女性解放運動、中ピ連会長、女性党党首、薬事評論家)
中村真衣(水泳、シドニー五輪の女子100m背泳ぎで銀メダル)
内田恭子(アナウンサー、キャスター、フジテレビ)
ルル・ラブア(占術家・西洋占星術、『ホロスコープ占星術』)
堀川早苗(タレント・芸能活動を休止→Webプロデューサー)