己亥は六十干支の36番目の干支です
心の世界観
己亥の世界観は、冬の荒波が押し寄せる広い砂浜を象徴しています。冷たい波が打ち寄せ、柔らかな砂が少しずつ海へと流れていくイメージ…これが己亥の人の心の奥深くに広がる心象風景です。広大な砂浜が荒波を受け止めるように、己亥の人はクールで厳格な印象を与えつつも、内面には深い情愛を秘めています。固い雰囲気を和らげるため、明るく活発に振る舞おうとすることが多く、その中にしなやかな物腰と揺るがない芯の強さが光ります。荒波にも負けずに砂浜がその場所にとどまるように、己亥の人は自分らしさを守る意識が非常に強いです。他者からの干渉を嫌い、自らの価値観を大切にしながら、独自のペースで生きる一匹狼タイプ。一度決めた目標には粘り強く取り組み、理想の実現に向けて地道な努力を惜しみません。ただ、このような特性が行き過ぎると、頑なさが目立ち、柔軟性を失ってしまう場合があります。必要以上に殻に閉じこもり、自らの可能性を狭めることにもつながりかねません。湿ってぬかるんだ砂浜のためどこか不安定な要素があります。優しく受け入れ、庇護する一面もあれば、逆に喜怒哀楽が爆発するようなことも。そして、自分から進んで動乱の中を突き進む要素もあります。逆境に強いのも己亥の人の特徴。転んでも再び立ち上がり、失敗や挫折を糧にするたくましい精神力を備えています。困難を乗り越える中で優れた危機管理能力を培い、経験を活かした慎重な判断ができるようになります。しかし、根本的には安定志向ではなく、状況に応じて大胆な決断を下す勇気も持っています。また、豊かな知性と独創的な発想力も魅力のひとつ。人とは異なる視点から物事を捉え、革新的なアイデアを生み出す才能の持ち主。問題の改善策を見つけたり、新しい計画を立てたりするのが得意で、多才さを発揮できる場面が多いでしょう。己亥の人が理想的な成長を遂げるためには、冬の砂浜のように広い視野を持ちながら、柔軟性を身につけることが重要です。家庭運には恵まれ難く、配偶者や子供にも執着せず、変化を好み流転な人生を繰り返しながら自分の立場を構築していく人が多い傾向。良いパートナーを見つけることが大切。自らの長所である自己実現力と独創性を武器に、持てる才能を最大限に発揮させることが成功の秘訣です。
②五行:土(天干)-水(地支)/土尅水
③種類:蓋頭干支
④十二運:胎
⑤納音:平地木(音律:角、納音五行:木)
⑥納音十二運:自生
⑦空亡:辰巳
⑧羊刃:未
生まれ持った性質(日柱干支)
知的でクール、客観的で瓢々としています。権威に対する媚びもへつらいなく、自分流にマイペースで、自分が信じる事だけに熱中します。当りが柔らかく大人しそうですが、内面は芯の強い人です。女性は少し淋しい印象や影がある人が多く、とっつき難いようです(性格的には影はなく気軽な人です)。客観的で、冷静で、デリケートなのですが、余り社交的ではありません。そして飾りがないので、優しさが却ってぶっきらぼうに見えてしまったり、真面目さが却ってふざけて見えたりして、誤解を招くこともあります。難事にぶつかっても、ゆったりと構えて、切り抜けて行きます。アイディアが豊富で、新しいものが好きなので、新しいものの計画立案や、ユニークな発想を提案します。人とは少し違った観点と思考方法を持っているようです。特に男性の方にユーモアのセンスがある人が多いようです。ただ、中には(四柱によりますが)折角の発想が中途半端に終る場合もあるので、地道な努力と忍耐を養うことが大切でしょう。多少気が多くあれやこれやと手を出して失敗しているので、一事に徹した方がよいでしょう。
運気の傾向【己亥 胎 木性 平地木】
この日生れの人の運気は中の下とします。音声が高く、一見して高貴の人を思わせるものですが、中には気短のくせに因循姑息でハキハキせず、更には疑い深く懐疑的な性質の人がいます。この欠点が禍いすると、人にうとんじられて世に現われず、不平不満の暗い気持ちで通ることになります。これではいつ迄たっても幸せになれません。内に正直さ、やさしさという良質があり、自からを反省して努力する気質も十分に備えているのですから、これを大いに発揮して、いつも細々した事、他人の悪口などを気にせず、明朗活達晴々とサッパリした気性を育て身につける工夫をすると、段々と開運し、老いて富貴を得ることができます。とにかく家に引き込もって安逸な暮しを夢みていてはいけません。こちらから出かけて行って、誠実と熱心さとをもって、先方に当れば、世間のひいき引立てを得て、運は自づと開かれること必定です。病は頭痛、ノイローゼ、神経痛、胃病、体毒などに注意。
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日干が「己亥」の有名人の例
【男性】
岩倉具視(政治家、公卿、遣欧使節団)
中村天風(思想家、(財)天風会)
入江相政(宮内庁、侍従長、昭和天皇に仕える、元学習院教授)
福田康夫(国会議員、自民党、官房長官)
竹入義勝(国会議員、公明党委員長、1971年暴漢に刺され重傷)
田辺広雄(国会議員、自民党、愛知選出、地味な印象)
古川為三郎(経営者、ヘラルド会長、長寿、古川美術館を造る)
阿久津三郎(実業家、アートネイチャー創業者、元製薬会社勤)
五神真(物理学者、理学博士、大学教授、第30代東京大学総長)
遠藤周作(小説家〝孤狸庵先生〟クリスチャン作家、『沈黙』)
獅子文六(小説家・劇作家・演出家、仏人妻→死別・2度再婚)
西村望(作家、『丑三つの村』『薄化粧』、西村寿行の兄)
米長邦夫(将棋士・永世棋聖、日本将棋連盟・会長、前立腺癌)
糸井重里(コピーライター・エッセイスト、タレント、作詞家)
滝田洋二郎(映画監督、演出家、映画「陰陽師」を監督)
瀬尾光世(アニメーション作家、戦後童画家瀬尾太郎として活躍)
中村梅之助(歌舞伎俳優)
大河内伝次郎(俳優)
小林旭(俳優、歌手)
石坂浩二(俳優、「樅の木は残った」、大腸癌)
露口茂(俳優)
近藤正臣(俳優、青春ドラマ「柔道一直線」、二枚目、釣り好き)
なべ・おさみ(俳優)
安岡力也(俳優、大柄、ロック歌手を経て俳優に、ヤクザ役多い)
原田大二郎(俳優、「Gメン’75」、事務所社長、落馬骨折)
河島英五(歌手、俳優、「酒と泪と男と女」、肝臓疾患で早死)
岸田智史(歌手)
岩沢厚治(歌手、<ゆず>のサブリーダー、高音・ハープ担当)
ウド鈴木(お笑いタレント、漫才、コンビ<キャイ~ン>)
梨本勝(芸能レポーター、ワイドショーで活躍、高校で母亡くす)
武蔵山武(33代横綱、筋骨逞しく二枚腰だったが怪我に泣く)
玉の海正洋(51代横綱、在位中に急逝、四つ相撲)
八巻建二(空手、極真会館、”ビッグハリケーン”の異名)
佐藤ルミナ(格闘技、修斗、得意技は足関節技)
冬木弘道(プロレスラー、大腸癌で現役を引退)
金田正一(野球、投手、400勝、ロッテ監督)
川上憲伸(野球、投手、中日ドラゴンズ)
加茂周(サッカー、日本代表監督)
清水宏保(スピードスケート、長野冬季五輪で金メダル)
石川源晃(占星学者・西洋占星術、技術士・発明家、特許多数)
成瀬雅春(ヨーガ行者・指導者、精神世界系の作家、空中浮揚)
加藤鷹(AV男優、AV界のカリスマ的存在、プロレス、占い)
ジャック・ウェルチ(実業家、GE、“20世紀最高の経営者”)
H・G・ウェルズ(作家、SFの父『モロー博士の島』女性遍歴)
ビリー・ジョエル(歌手・俳優、「オネスティー」、3度離婚)
ハンス・ヨアヒム・マルセイユ(独空軍のエース・パイロット)
【女性】
三浦百恵(元歌手・女優、キルト作家、花の中三トリオ、引退)
中山千夏(作家、声優、国会議員)
高市早苗(政治家・衆議院議員、自民、総務大臣、松下政経塾)
松下美紀(照明デザイナー)
古手川祐子(女優、司会、婿養子の俳優・田中健と離婚、娘一人)
紺野美沙子(女優)
中島みゆき(歌手、作曲、ヒットメーカー、「地上の星」)
ベッキー(タレント・女優・歌手、ゲス不倫騒動→休業→復帰)
松本典子(タレント)
山口もえ(タレント、天然ボケ、実家は仏壇屋、夫逮捕→離婚)
篠原光(格闘家、力道山を刺した犯人の娘)
北原怜子(社会奉仕家〝蟻の町のマリア〟カトリックの尊者)
ル・グウィン(米国SF作家、『ゲド戦記』〝SF界の女王〟)
セレーナ・ゴメス(女優・歌手・難病全身性エリテマトーデス)