丙申六十干支の33番目の干支です
心の世界観
丙申の心の世界観は、冷たく湿った岩に照らされる秋の太陽のような存在です。秋の澄んだ日差しが岩肌を温め、水の湧き出す場所にそのぬくもりを伝える…丙申の人の内面に広がるイメージです。丙申の人は、秋の清々しい陽光のように、素朴で控えめな雰囲気を持ち、普段は明るく陽気な性格です。非常に楽観的で、細かなことにはあまりこだわらないタイプ。もともとは内に情熱を抱いていますが、その熱い部分を前面に出すことはなく、周りには穏やかで柔らかい態度で接します。社交的で礼儀を重んじ、自然に人間関係を築きながら、器用に社会を渡っていきます。冷たい岩を温める太陽のように、決めた目標に向かって情熱を注ぎます。成功を追い求める強い意志を持ち、どんなことにも全力で取り組みます。行動力があり、負けず嫌いで努力を惜しみません。困難にぶつかっても、簡単に諦めることはなく、突き進みます。しかし、この性格が強すぎると、短気で強引に進みすぎ、途中で情熱が尽きてしまうこともあります。基本的には協調性を大切にしていますが、目標にこだわりすぎると、孤立してしまうことがあるかもしれません。さらに、頭の回転が速く直感も鋭いので、世の中の動きや流行に敏感です。損得計算が得意で、交渉や駆け引きの場面でも優れた能力を発揮します。また、夕日の美しい輝きのように、個性的で独特なセンスを持ち、無から有を創り出す才能を秘めています。感受性豊かで、美的感覚や美意識が強く、芸術的才能を持つ人が多い一方で、商才にも優れた人が多い。しかしながら、組織のリーダータイプではなく、自分の才能を活かして独自の世界観を築き、上手に生活するタイプ。素直で人を疑うことなく、風流で品位も備わっており、人々から好かれます。その一方で、作家や芸術家としての才能を持ちつつも、世間知らずな一面がありお人好しであるため、時には裏切られ、人間関係に対する不信感を抱き、芸術の世界に逃げ込むこともあります。感情が高ぶりやすく、物事に対して移り気になったり、物事をまとめる力が欠けていることがあります。さらに、自分の思う通りにいかないと、癇癪を起こす場合もあります。結果を焦らず、周囲の意見を取り入れながら慎重に進むことが成功の秘訣。持ち前の達成力と鋭い感性を最大限に活かし、自分の存在を一層輝かせることができるでしょう。
生まれ持った性質(日柱干支)
鋭い勘と閃き、素早い行動力をもった星です。温順で善良で、さりげなく振る舞っているように見えますが、頭の中では常にセンサーが働いています。明朗で割り切った考え方をするので、一見クールなように見えますが、内面に感激性と情熱をもっていて、短気ですからのんびりとした歩みは苦手です。
勝気で楽天なようにも見えますが、内心は情に脆い面もあり、感受性が強く、神経質で弱い所があります。礼儀は正しい人です。自分の考えに自信を持っているので、自分の意見を押し付けやすいものです。
「山下火」が、山の下に日が沈む夕日の美しさを意味していることから、美意識の強い人が多く、芸術家に多い星です。逆に、商才と商魂に溢れた人もあります。場合(命式・行運)によっては、欲深いようにも見られますが、存在感があり、こうと決めたら目標達成に向かって、障害を乗り越えつつ、粘り強い根気で、前進するやり手です。
ただ、管理職、組織のリーダーという感じではなく、自分の才能によって独自な世界を持ちながら、要領よく生きて行くタイプです。少数の技術集団のリーダーであれば、良いでしょう。男女ともに、色白の人の多くなります。
女性は、男性の場合以上に一本気で勝気、負けず嫌いの男勝りです。ただ、一寸熱しやすく冷めやすい面もありますが、理性的な男性に比べ、霊的な直観力にすぐれ、時代の流れに敏感です。才能と実務能力のある人が多いので、どうしても家庭婦人としては納まり難く、職業婦人となって外で活躍する女性が多いようです。
運気の傾向【丙申 病 火性 山下火】
この生れの人の運気は中の下とします。姿かたちは人に優れ、女性は美人となるものです。弁説もさわやかで、人を引つける徳があり、高向優雅を好み、異性にしたわれ、人気者となります。しかし移り気で短気なのが欠点です。理想に走り、実力もないのに煽てられて高慢となり、我慾を先に出しては失敗します。とにかく軽率な言行は慎まねばなりません。また美人薄命といって思う人とは結ばれず、思わぬ人にしたわれて、悩むものです。このように男は仕事にしても何事も順調に行かず、途中から方向が変わり挫折する心配もあります。そこで、まづ我が欠点を直して、自分の実力を磨き蓄え、その範囲で、善を積み、精神を一つに定めて、七転び八起きしながらも働くときは、人望も高まり地位名誉も昇り、財富も庫に満つること必定です。この生れの女性は難産の傾向があり、注意しなければなりません。また男性も急病、或は事故による変死なども起しやすく常々行動に慎みが大切です。病は高血圧、眼病、肺、腎臓、下の病などに注意。
②五行:火(天干)-金(地支)/火尅金
③種類:蓋頭干支
④十二運:病
⑤納音:山下火(音律:徴、納音五行:火)
⑥納音十二運:自病
⑦空亡:辰巳
⑧羊刃:午
⑨日柱の吉凶星(神殺):暗禄、文昌貴人
日干が「丙申」の有名人の例
【男性】
北里柴三郎(医学者、“日本の細菌学の父”、ペスト菌を発見)
小泉純一郎(首相、自民党、”小泉人気”、祖父・父も政治家)
井深大(ソニー創業者、産業人初の文化勲章)
豊田英二(経営者、トヨタ自動車・社長)
正力松太郎(読売新聞社主、日本テレビ設立、巨人を設立)
小菅丹治(経営者、伊勢丹創業者)
江崎利一(江崎グリコ創業社長、グリコーゲンとおまけ商法)
伊藤正裕(17歳で㈱ヤッパを設立し社長になる、「YAPPA 3D」)
中川秀直(国会議員、自民党、スキャンダルで官房長官辞任)
新井将敬(国会議員、自民党、首吊り自殺)
上田哲(国会議員、社会党副委員長、座右銘:「一粒の麦」)
アルバート・アインシュタイン(相対性理論、ノーベル物理学賞)
江戸川乱歩(推理作家、日本探偵小説の先駆者)
富田倫生(作家、「青空文庫」の主宰者、『パソコン創世記』)
平山郁夫(日本画家、文化勲章)
安田靫彦(日本画、文化勲章、法隆寺金堂壁画模写)
棟方志功(版画家、文化勲章、”板極道”)
柳宗悦(民芸運動家)
鳥山明(漫画家、「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」)
中島誠之助(骨董屋、鑑定士、「開運なんでも鑑定団」)
浦島達(アメリカン・アンティークの鑑定)
黛敏郎(作曲家、クラシック第一人者、「題名のない音楽会」)
松本基弘(テレビ朝日社員、TVプロデューサー・「相棒」他)
坂東三津五郎(8代目・歌舞伎役・人間国宝・フグ中毒で急死)
栗塚旭(俳優、「燃えよ剣」土方歳三役で新撰組ブームの火付役)
中尾彬(俳優、顔がゴツくヤクザ映画が多い)
小林稔侍(俳優、渋い役・寡黙な父親的な役でお茶の間の人気)
綿引勝彦(俳優、渋い脇役、悪役→あったかいお父さん)
柳葉敏郎(俳優、日本アカデミー賞の新人俳優賞・優秀助演男優賞)
坂上忍(俳優)
山﨑賢人(俳優、ドラマ「陸王」で宮沢大地役、演技力が評価)
中山秀征(タレント、コメディアン、俳優)
青空はるお(漫才師、レポーター、ワイドショー)
ぼんち・おさむ(タレント、「おさむちゃんでーす!」)
ユースケ・サンタマリア(タレント、俳優)
泉谷しげる(歌手、フォーク、俳優、ボランティア活動)
HIDE(歌手、<X-JAPA>のギターリスト、不審死)
久米大作(ミュージシャン・キーボード奏者、作曲家・編曲家)
今野雄二(映画・音楽評論家)
大槻ケンジ(タレント)
北勝海信芳(相撲、61代横綱、九重部屋、突き押し)
蔵間龍也(相撲、関脇、長身美男の人気力士、白血病で短命死)
旭道山和泰(相撲、幕内力士、引退後に衆議院議員に転身)
杉浦忠(野球、投手、監督、伝説のサブマリン投法)
森祇晶(野球、巨人V9時代の正捕手、“知将”リーグ優勝8回)
大久保博元(野球、巨人、捕手、引退後タレントに転身)
徐楽吾(占術、近代四柱推命の第一人者、心臓病、『子平粋言』)
中村璋八(中国哲学・陰陽道『五行大義』の研究者、大学教授)
志水一夫(科学解説家、占い批判本を出版、神道系新宗教会員)
相見三郎(医師、外科医→漢方医、基督教聖職者)
岡潔(数学者、多変数複素数関数論、霊感が強い)
デューク更家(ウォーキングドクター、独自の歩行運動スタイル)
高木善之(環境保護活動家、「地球村」代表、元半導体技術者)
エフード・バラック(政治家、イスラエル首相、国防相、党首)
ヴィクトル・ユーゴー(小説家、政治家、『レ・ミゼラブル』)
ゴッホ(画家・「ひまわり」、不遇の生涯、精神病、猟銃自殺)
ロバート・エイブル(映像作家、CG技術を用いた映像を量産)
リチャード・ブロディ(MS・Wordの作者、ポーカープレイヤー)
ピーター・フォンダ(俳優・プロデューサー、「Easy Rider」)
パトリック・スウェイジ(俳優 ダンサー 「Ghost」、膵臓癌)
マヌエル・ウリベ(世界一の肥満、 597kg、ギネス世界記録に)
アレクサンドル・アレヒン(チェス、2度の世界チャンピオン)
ロベール・ウーダン(仏の手品師〝近代奇術の父〟元時計職人)
【女性】
藤田小女姫(霊感占い師、11歳から活躍、ハワイで惨殺事件死)
いわさき・ちひろ(童話画家)
鳳蘭(女優、宝塚のトップスターだった)
浅野温子(女優)
沢口靖子(女優)
麻生祐未(女優、TBS「税務調査官 窓際太郎の事件簿」)
高樹沙耶(女優・「相棒」、ダイバー・ナチュラリスト、大麻)
森口瑤子(女優、「相棒」三代目女将、夫は脚本家の坂元裕二)
本田美奈子(歌手、舞台女優、元アイドル、急性骨髄性白血病)
原田知世(女優・歌手、映画「時をかける少女」、作詞作曲も)
香椎由宇(女優、帰国子女・クォーター、次男が1歳で病死す)
蓮舫(政治家・国会議員、民進党党首、キャスター、国籍問題)
渡辺由紀(女優、タレント、テレビ東京「七瀬ふたたび」で主演)
海老名美どり(タレント、作家、林家三平の長女)
柴田理恵(タレント、ワハハ本舗創立、「PS愛してる」、創価)
八代亜紀(演歌歌手、「舟歌」「雨の慕情」、画家としても活躍)
本田路津子(歌手、「藍より青く」「耳をすましてご覧」)
藤本美貴(タレント<モー娘>、焼き肉店の食中毒問題で謝罪)
岩井由紀子(タレント、おにゃん子、結婚し引退→主婦業専念)
神田陽子(人気女流講談師、タレントとしてもTV等で活躍)
斉藤祐子(声優・タレント、元お笑い芸人、一旦引退後に復帰)
有働由美子(NHKで人気の看板アナウンサー→民法への転身)
カレン・カーペンター(歌手、<カーペンターズ>、拒食症死)
トーニヤ・ハーディング(フィギュアスケート、襲撃事件被害)