甲午は六十干支の31番目の干支です。天干の「甲(きのえ)」は陽の木のエネルギー。天に向かってどこまでも真っ直ぐに伸びていこうとする誇り高き「大樹」を象徴。地支の「午(うま)」は陽の火のエネルギー。真夏の太陽がその頂点に達した時の最も激しく、そして純粋な「灼熱の炎」です。あなたの魂の根底にはこの「大樹の誇り(甲)」と「真夏の炎の情熱(午)」が凄まじい勢いで互いを燃やし合い融合しています。その天をも焦がすほどの純粋で、圧倒的なエネルギーがあなたに他に類を見ない「天才性」と「人を惹きつけるカリスマ性」を与えているのです。
Chapter1. 心の世界観
真夏の平原。灼熱の太陽が照りつける中、一本の巨木がその光を全身で浴び、天に向かって燃えるように青々とその枝葉を茂らせている。力強く緑が生い茂る盛夏の大樹のように、エネルギッシュで明るく爽やかな雰囲気を持つ人。灼熱を放ちカンカン照りつける真夏の太陽に向かって大きく枝を伸ばし繁茂する大樹のイメージ。真夏に青々と茂る樹木が勢いよく真っすぐ枝葉を伸ばしていくような純粋さと人目を引く不思議な魅力や色気を持っています。人を疑うことは苦手でお人好しなところも。感性豊かで芸術表現の才能を備えています。向上心に瞬発力がプラスされハイレベルを目指して猪突猛進。コツコツ長くというよりは、ギュッと時間を凝縮した中で物事をハイスピードで進めてやり遂げるパワーを持つ短期集中型。自分の価値観を大切にするため、他人のうわさ話などには影響されず自分が見たものだけを信じていきます。繁茂する大樹の木陰は、人々に癒しをもたらします。明るく素直な性格と直感的で純粋な愛情表現により、多くの人を惹きつけます。甲午は美人が多い。一粒の雨も降らない日照りの中でも、全身全霊を注ぎ枝葉を伸ばす樹木のように、自分の夢を叶えるためアグレッシブに挑戦し続け、プロセスを全力で楽しみます。信念強く責任感があり面倒見がよい大きな器の持ち主。第一印象は華やかで存在感があり、派手でオシャレで独特な個性を持つ。服装などにもそれが良く表れます。また、見た目の派手さの反面、内面は情にもろく可愛らしい性格の持ち主。甲午は美人が多い。真っすぐ伸びる幹のように何事にも正しさを求め、曲がったことを嫌い、嘘偽りは受け付けず、見返りも求めません。真面目なきちんとさんですので、妙な駆け引きが出来ない正直者。小ずるいことは好まず、何事も実力一本で真っ向からぶつかります。感情表現もストレート。正々堂々と歯に衣着せぬ物言いで率直に気持ちを表します。困難な状況にも諦めずに突き進む頑張り屋。正義感も強く頼りがいもあるので、人の上位に立つ頭領運もあります。甲午の人は、真夏の太陽に照らされた大樹のように高みを目指しながら持ち前の実行力と強い信念を活かして成長するのが理想的。しかしながら、運が上昇して人の上に立つと、傲慢になり人を見下す傾向も出てきますので、地道な努力や謙虚さをいつも意識することが大切です。合理主義者で生一本な頑固者が多く、カッと短気をおこしてしまいがちに。意識的に深呼吸を取り入れてみてください。このシンプルな開運行動が大きな成果を育みます。自分のこだわりを活かせる環境に身を置き、得意分野をじっくりと突き詰めていくことで、運やチャンスを掴んでいけます。自分の強みは強みとして活かしつつも他者の強みを活かすことも大切に。財運には恵まれますが、家庭運や子供運が薄い人が多いかも知れません。
②五行:木(天干)-火(地支)/木生火
③種類:漏干干支
④十二運:死
⑤納音:沙中金(音律:商、納音五行:金)
⑥納音十二運:自敗
⑦空亡:辰巳
⑧羊刃:卯
⑨日柱の吉凶星(神殺):四大空亡
Chapter2.その運命:
天からの聖剣と自らを燃やす木生火の宿命
『甲午』のあなたは、極めて強い意志と行動力を持つ特別な宿命星『日刃(にちじん)』を、その身に宿しています。それは、あなたの内に鋭い「刃」が秘められていることの証。しかしあなたの刃は、常に炎に包まれている極めて激しいものです。
生まれ持った性質(日柱干支):
すべてを照らす理想の光とすべてを焼き尽くす純粋な炎
『甲午』のあなたは、暗闇の中にいる人々にとって希望の光となるカリスマ的なリーダーです。その純粋な理想と裏表のない言動は、多くの人々から熱狂的な支持を集めるでしょう。しかしその魂の本質は「木生火」、すなわち木が自らを燃やして火を生み出すという自己犠牲的なエネルギー。あなたは、常に自らの身を削り消耗することで、その輝きを保っているのです。そのため、時に燃え尽き症候群に陥りやすい傾向です。明朗でさっぱりとしていて、清潔感がある人。飾らない性格です。少し頭が高いようにも見えますが、見た目よりも気さくな人柄です。正義感も強く義侠心があります。そして、余裕をもって人を指導しますので、誰からも好かれます。
また頼りがいがあり真面目なので、統率力のあるリーダーとなる運勢を持っています。勝気で積極性はありますが、情に脆いところも。
運が上昇して上位に立つと、傲慢になって、人を見下すような傾向もありますので、運を長く保つ為には、謙遜さと地道な努力を忘れないことが大切です。余り直感や閃きを信じない合理主義者で、何事も自分の目で確かめないと気が済まない性分です。また、実力で人を評価する傾向が。
時として裏表があるように見えてしまうので、誤解を受けやすい星で、そのために敬遠され運を落すこともあります。〝誠〟に徹することによって、人に認められ運も上昇します。女性は、健康的でやや中性的なところがあり、ボーイッシュな魅力を持った人の多い星です。男勝りのしっかり者で、仕事熱心ですから、男と肩を並べて仕事が出来る人です。決断力もあり、行動も早く、けれんみがありません。ただ、明るいのに、
四柱によっては、すぐカーとなって、ヒステリーになりやすいので注意して下さい。夫婦縁は余り良くなくて、後家相です。子供に恵まれない女性もあります。
天賦の魅力と人を惹きつけるオーラ:
あなたは生まれながらにして、人々を熱狂させるロックスターのような抗いがたい「魅力」と「カリスマ性」を持っています。その純粋で少し危うげな輝きが多くの人々を虜にするでしょう。
内に秘めたる理想主義と潔癖さ:
あなたは、自らが「正しい」と信じるもの以外、一切受け入れることができません。その潔癖すぎるほどの理想主義が、あなたの純粋さを守り抜く力となります。しかしその鋭すぎる正義感は、時に現実社会の複雑な人間関係との間に激しい摩擦を生み、あなたを深い孤独と絶望へと苛むのです。
運気の傾向【甲午 死 金性 沙中金】
この日生れの人の運気は中の中とします。若い頃は派手に陽気に暮らして、老いて孤独になる人がいます。芸術家や人気稼業の人などにこの生れの人が多いものです。大体、性格は明朗で、勢いに乗って積極的に行動しますが、時には度量がなく、また短気なために、切角でてきた幸運の機会を逃すことがあります。そして少し幸運に恵まれると、つい浮き浮きして心を許し、高慢になり、人が馬鹿に見えたりして油断するので、気が付いた時はどうにもならぬ羽目になり、悲運に落ち込んでいたということになりやすいのです。とにかく運の好し悪しに左右されることなく、いつも心を引き締めて、地道に働かねばなりません。またこの生れの人は長男長女に生まれる人が多く、弟妹や身近の人の世話をさせられるものです。陰日向なく実直に懸命に働いて行けば、老いてもなお富貴に恵まれ、金銀財宝は庫に満つる運をつかむこともできます。但し女難あり、色情は十分に慎むこと。病は眼病、肺、血庄、心臓などに注意。
あなたの使命は、その内に宿る「木(理想)」のエネルギーをただ闇雲に燃やし尽くすのではなく、「水(知性)」のエネルギーで賢くコントロールすることです。
感情の波に飲み込まれず客観的な視点を持ち、時には休息し、自らを潤すことを意識的に学ぶ必要があります。
あなたがその純粋な炎を一瞬の閃光ではなく永続的に世界を照らす「灯台の光」へと変えることができた時、あなたの人生は真に安定した輝きを放つのです。
Chapter3.二つの潮流:
沙中金の異なる物語
『甲午』は、その姿形は「燃え盛る木」でありながら、その本質(納音)は「沙中金(さちゅうきん)」という、「金」のエネルギーに属します。これは「砂の中に埋もれた、未発掘の金」を象徴します。あなたの真の使命は、ただその情熱を燃やし尽くすことではありません。その激しい炎の中からまるで砂をふるいにかけるように、本当に価値のある「本質(金)」を見つけ出し、それを粘り強く磨き上げていくこと。
その「破壊と創造」の先にある静かなる「探求」こそが、あなたの他に類を見ない影響力の源泉なのです。
あなたの使命は、「灰の中から金を見出す錬金術師」となることです。
あなたが、その天才的な直感と純粋な情熱をもって時代の中から本当に価値あるものを見つけ出し、それに新たな命を吹き込む時。あなたの人生は最も深く、そして気高い輝きを放つでしょう。

Final Chapter.
あなたは、時代を創る、一瞬の閃光となる
『甲午』のあなたにとって人生とは、自らの内に燃え盛る純粋な炎を恐れることなく、しかし賢く燃焼させ時代の闇をその一瞬の閃光で照らし出す気高い旅です。
その全てを焼き尽くすほどの、純粋な眼差し。
その決して嘘をつけない、裏表のない潔い生き方。
やがて多くの人々がその危うくも美しい輝きに自らの理想を託し、あなたが創り出す新たな「時代」の熱狂的な信奉者となる日が必ず訪れるでしょう。
あなたはただ純粋に、そして真っ直ぐに燃え続ければいい。
その天を焦がす炎のごとき魂こそが、この停滞した世界がずっと待ち望んでいた真の「革命家」であり、未来を創る「最初の火花」そのものなのですから。
日干が「甲午」の有名人の例
【男性】
石原慎太郎(作家・政治家、衆議院議員→東京都知事、芥川賞)
五木寛之(作家、評論、小説『青春の門』、直木賞・菊池寛賞)
石原莞爾(陸軍軍人、関東軍参謀、満州建国の立て役者)
清川八郎(幕末の志士、新撰組から離脱後に暗殺される)
片山哲(政治家、首相、日本社会党、連立)
野田卯一(国会議員、建設大臣、岐阜県選出)
成田知巳(国会議員、社会党委員長、左派の論客)
綿貫民輔(国会議員、自民党、建設相、衆議院議長)
古川元久(衆議院議員、民主党、若手のホープ、名古屋選出)
石坂泰三(財界人、日本生産性本部の初代会長、経団連会長)
柳田国男(民俗学者、『遠野物語』、財団法人・民俗学研究所)
藤沢周平(作家、歴史小説、『暗殺の年輪』で直木賞)
土岐善麿(歌人、国文学者、戦後の国字改革に尽力)
北条秀司(劇作家、『王将』が代表作、菊池寛賞を受賞)
今村良樹(タレント→放送作家、<ずうとるび>)
広中平佑(世界的数学者、フィールズ賞を受賞)
浅田彰(社会思想史)
小田実(作家、評論家、ベ平連を結成)
清家清(建築学者、『家相の科学』、東京工業大学教授)
矢追純一(プロデューサー、TVディレクター、UFO研究家)
野村萬斎(狂言師、野村万作の長男、映画「陰陽師」で晴明役)
あおい輝彦(俳優、歌手)
柳生博(俳優)
陣内智則(お笑い芸人、ピン芸人、タレント、吉本興業に所属)
さとう一声(レポーター、ワイドショー)
つぶやきシロー(漫才師、タレント、《つぶやき芸》)
小坂忠(歌手、ゴスペル、牧師、娘の大火傷→クリスチャンに)
城みちる(歌手、タレント、「イルカに乗った少年」)
森末慎二(体操、タレント)
西郷四郎(柔道、「姿三四郎」のモデル、山嵐で活躍)
上田馬之助(プロレス、事故で怪我→ボランティア団体結成)
落合博満(野球、三冠王3回、中日ドラゴンズの監督、恐妻家)
河合隼雄(心理学者)
高橋紳吾(精神科医、精神病理学、TV出演)
鈴木梅太郎(農芸化学、ビタミンB1を発見)
渡辺連(二条大橋20年以上暮らしたの下の浮浪者、橋下の哲人)
ネルー(インドの初代首相、独立運動指導者、在任中心臓発作)
ジェームス・ディーン(俳優、映画「エデンの東」、事故死)
ジェームス・ガーフィールド(第20代米国大統領・暗殺される)
ハリー・ベラフォンテ(歌手、社会活動家「バナナ・ボート」)
ハルク・ホーガン(プロレスラー、米国プロレス界の顔、巨体)
【女性】
和宮親子内親王(公武合体の為に徳川家茂に降嫁、仁孝天皇娘)
野田聖子(政治家・国会・自民党、二世議員、体外受精、岐阜)
橋田壽賀子(脚本家、「おしん」他のシナリオ、ヒット作が多い)
桐島洋子(エッセイスト・評論、カリスマ・シングル・マザー)
コシノ・ジュンコ(ファッションデザイナー、パリコレ)
水森亜土(イラストレーター、漫画家画家、歌手、女優、作家)
有馬稲子(女優、宝塚歌劇団、劇団民芸、再婚した夫が事業失敗)
太地喜和子(女優、車が海に転落して死亡、唐人お吉の役)
戸川京子(女優、首吊り自殺、姉は歌手の戸川純)
小泉今日子(女優・歌手・エッセイスト、ファッションに拘り)
九重佑美子(歌手、女優、コメットさんが大ヒット、鴛鴦夫婦)
堀北真希(女優、新人賞、所属事務所を退所後は活動休止する)
若原瞳(女優)
畠田理恵(元歌手・女優、羽生善治の妻、襲撃事件、交通事故)
生駒里奈(女優・タレント・YouTuber元<乃木坂46>保有資格)
原口彩歌(女優、アーティスト、歌手、アイドル<KING>)
森田美由紀(アナウンサー、NHK「ニュース10」キャスター)
井田由美(アナウンサー、日本テレビ、「今日の出来事」)
岡本依子(テコンドー、67キロ級、シドニー五輪銅メダル、大阪)
山田耀子(占術、四柱推命、武田考玄の弟子、元小学校教師)