戊子は六十干支の25番目の干支。天干の「戊(つちのえ)」は陽の土のエネルギー。決して動じることのない雄大で、全てを包み込む「山」を象徴。地支の「子(ね)」は陽の水のエネルギー。真冬の静寂の中、全ての色を失いどこまでも透明に澄み切った「深淵の水」です。あなたの魂の根底には、この「山の如き、不動の現実主義(戊)」と「湖の如き、全てを見通す霊性(子)」が美しくもどこか張り詰めた静寂の中で融合しています。その冬山のような圧倒的な存在感と、その麓に広がる神秘の湖のような計り知れない深淵が、あなたに他に類を見ない「特殊能力」と「人生を自らの手で設計する力」を与えているのです。まさに「稀代のリアリスト」と呼ぶにふさわしい特別な魂です。
Chapter1.心の世界観
白銀の冬山の麓に宇宙の叡智を湛える神秘の湖
戊子の心の世界観は、全ての音が雪に吸い込まれ絶対的な静寂に支配された、真っ白な「冬山」。そしてその凛としてそびえ立つ山の麓に、まるで大地の瞳のように空の、そして宇宙の全ての叡智をその内に映し込みながら静かに、そして深く水を湛えているブルーに透き通った神秘の「湖」の景色。真っ白な雪に覆われた冬山がそびえる麓に、ブルーに透き通った美しい湧水の神秘的な湖がある姿をイメージ...これが戊子の人の内面に広がる心象風景です。その景色のようにあなたは、極めてクールで知的で、そして何事にも動じない孤高の魂の持ち主です。決して感情や主観で物事を判断することはありません。常に冬山のように、一歩引いた極めて高い視点から物事の全体像と、その「構造」を驚くほど冷静に、そして正確に分析しています。その山のように揺るぎない思考力は、複雑に絡み合った問題の本質的な構造を一瞬で見抜き、最も合理的で確実な解決策を導き出すでしょう。しかしその不動の山の麓には、宇宙と直結する神秘の「湖」が静かに広がっています。あなたは生まれながらにして、常人には理解し得ないほどの鋭い「霊感」と「直感力」をその身に宿しているのです。論理的な思考のさらに奥で、あなたは常に目に見えない世界の微細なエネルギーの流れを感じ取っています。
この「冬山のような究極のリアリズム」と「神秘の湖のような究極のスピリチュアリティ」。
この二つの究極の要素があなたの内で完璧な静寂の中で共存することで、あなたという存在に計り知れない深みと人を惹きつけて離さない特別なカリスマ性を与えています。しかしそのあまりに特殊すぎる能力は、時にあなたを「常人には、決して理解されることのない」という絶対的な「孤独」へと導いてしまうことも。その鋭すぎる洞察力は、悪意なくして人々が大切にしている幻想や希望を根底から見抜いてしまうかもしれません。
白銀の世界が広がる山の姿は自然界の厳しさと静寂さと安定感を表し、内に秘めた強さと品格を象徴。明るい雰囲気を放ち純粋で堂々とした魅力で人を惹きつけます。どこまでも自分の信念を貫く考え方を大切にし、独立独歩な言動で邁進する姿勢は、時に周囲から変わり者と思われることがあります。不器用な人だと思われる傾向もありますが、正直者で現実志向の持ち主。第六感が非常に強く、物事の本質を見抜く力がずば抜けて高いのも特徴。何事にも動じることなく困難の度に成長するタフな精神力と、一度目標が定まると猪突猛進する行動力は抜群です。優しい心を持ち平和主義で、争いを嫌う特徴もあります。一つのことに腰を据え、粘り強く突き詰めること、感情の起伏を上手くコントロールし本来持つ素質を活かす。世のため人のために尽力する紳士・淑女となれば大きく財の花(仕事運・金運・健康運)を咲かせることができるでしょう。得意分野で高みを目指し地道に成長するのが理想的。常人離れした才能で多くの場面で成功を手に入れ活躍できる可能性のある人。
②五行:土(天干)-水(地支)/土尅水
③種類:蓋頭干支
④十二運:胎
⑤納音:霹靂火(音律:徴、納音五行:火)
⑥納音十二運:自胎
⑦空亡:午未
⑧羊刃:午
⑨日柱の吉凶星(神殺):日徳、十干禄、妨害殺、血刃、飛刃
Chapter2.その運命:
日徳という天からの祝福と内に葛藤を秘める土尅水の宿命
『戊子』のあなたは、慈愛に満ちた特別な吉星『日徳(にっとく)』を、その身に宿しています。
それは、あなたの行いが自然と「徳」に繋がり周囲の人々を幸福に導くことで、あなた自身もまた天からの祝福を受けるという美しい宿命の証です。しかしその内には、自らの大地(土)で自らの霊性の水(水)を堰き止めようとする土尅水という絶え間ない自己葛藤も、同時に抱えています。
生まれ持った性質(日柱干支):
すべてを統べる山の現実主義とすべてを見通す湖の霊性
『戊子』のあなたは、大地(戊)のように驚異的なまでの論理的思考力と現実構築能力を持っています。あなたは、他者に頼ることなく自らの力でその霊性の湖(子)から汲み上げたインスピレーションを、着実に現実世界の「成功」へと変えていくことができるのです。その深い探求心と妥協のない姿勢は、あなたをあらゆる分野で大成する、孤高の天才へと押し上げるでしょう。大衆的で純心で人に媚びることもなければ、アクの強い情緒もなくサッパリとしています。ソフトで明朗で決しておつにすました人ではないのですが、どことなく気安くできない大物的雰囲気を持っています。しかし、見た目よりも気が小さいことのほうが多い人です。「霹靂火」は穏やかなように見えても、内面に霹靂のような激しさを持っています。内面は頑固で、負けん気の強さを持っているのですが、なぜかこの人の言動には一本筋が通っていて、嫌味がないので、人には悪い印象を与えません。この星は人情に厚く親分肌的な人が多い星なのですが、ボス的に威張る人と、逆にソフトで腰の低い人に分かれます。前者の場合、融通性がなく、わがままなタイプとなりやすいものです。そして、内心は気が小さいのに、大言壮語となりやすい傾向があります。外面は地味で淡々とした歩みをしているように見えても、「霹靂火」の名称が示すように、雷のような閃きと多才な才能を内に秘めています。この日生まれを「六秀」といい、一芸に秀でるとされるのはその為です。裏表がなく几帳面で正義感が強いので、正直にものを言いすぎて、遠慮のない人と誤解さることもあります。新規の気性に富み、好奇心が強く、物見高い所があります。雷光の様に波乱が多く激しさをもった星です。女性は無意識に夫を抑えてしまいやすいので、家庭内のいざこざにつながる場合がありますので、注意して下さい。人にお上手を言って、愛想をよくすることをしないので、この干支の女性は男性の場合以上に、無愛想で気が利かない人と誤解されやく、その点言動には配慮が必要です。
天賦の現実処理能力と不屈の精神:
あなたは生まれながらにして、この複雑な現実世界を巧みに、そしてしたたかに生き抜くための卓越した「現実処理能力」を持っています。困難に直面するたびにむしろ、その精神はよりタフに磨かれていく。その正直者で現実志向のどっしりとした生き様は、多くの人々から絶大な信頼を勝ち取るでしょう。
内に秘めたる霊的感受性と鋭い洞察力:
しかし、その徹底したリアリストの仮面の下には、常人には感じることのできない第六感とも言える極めて鋭敏な「霊的感受性」が静かに息づいています。あなたは物事の目に見える姿のさらに奥にある「本質」を、まるで透き通った湖の水が、湖底の石を映し出すように瞬時に見抜いてしまうのです。
運気の傾向【戊子 胎 火性 霹靂火】
この日生まれの人の運気は下の上とします。どこか自分だけがすました気取り屋でも、本来は風姿の上がらない野暮ったい人がいます。人情味も薄く独善的でコセコセした処があって、何かにつけて不足がましいことを云っては人に憎まれます。この欠点を治して、まづ心を広くもち、寛大な精神を養い、人との交際を大切に円満に、諸事を慎み深く、世の中は細く長くと心得て日々を働いていると、自然と人の上にも立てられ運が開かれて行きます。徳を積み、妻子をいたわり、人のために骨を折っておくと、晩年になって大いに財富を得るものです。病は脳、目口耳の病、不具障害、中風、癌などに注意。
あなたの使命は、その完成された内なる世界にただ安住することではありません。
その磨き抜かれた霊性の水(子)を、それを堰き止めている山(戊)の上すなわち、この現実世界へと「豊かさ」として解き放つと決意すること。
あなたがその完璧な論理に一滴の「他者への貢献」という温かみを加えることができた時、その叡智は真に世界を豊かにする気高い「恵み」となるのです。
Chapter3.二つの潮流:
霹靂火の異なる物語
『戊子』は、その本質(納音)が「霹靂火(へきれきか)」という、最も激しい「火」のエネルギーに属します。
これは「天から落ちる雷の火」を象徴します。この究極の「土」と「水」の姿を持ちながら、その本質が究極の「火」であるという、最も劇的な矛盾こそがあなたの真の使命を解き明かす鍵です。
あなたのその「冬山」のような静かなる探求と「湖」のような霊性は、ただ自らの悟りのためだけに与えられたのではありません。それは、この停滞した世界に天からの「雷(霹靂火)」を落とし、旧い価値観を破壊し人々を劇的に「覚醒」させるために与えられた神聖な力なのです。
あなたの使命は「孤高の賢者」から「時代の静かなる革命家」へと自らを昇華させていくことです。
あなたがその類稀なる洞察力と霊的な力をもって人々が囚われている幻想の「霧」を一瞬で晴らす時、あなたの人生は最も深く、そして気高い輝きを放つでしょう。
Final Chapter.
あなたは静かなる時代の覚醒者となる
『戊子』のあなたにとって人生とは、自らの内に広がる冬山のような静寂の中で宇宙の湖を覗き込み、その果てに掴んだ真実を雷の如き一瞬の閃光として世界に示す気高い旅です。
その全てを見通すような静かで、しかしどこまでも深い眼差し。
そのどんな常識にも決して囚われることのない、絶対的な自由の精神。
やてて多くの人々がその計り知れない知性とあなたがもたらすその劇的な「覚醒」の瞬間に自らの人生の新たな始まりを見出し、あなたの周りに新しい「時代」が築かれていく日が必ず訪れるでしょう。
あなたはただ静かに、そして深くそこに在ればいい。
その冬山に宇宙の湖を秘めた魂こそがこの混沌とした世界がずっと待ち望んでいた真の「賢者」であり、未来を照らす「最初の雷鳴」そのものなのですから。
日干が「戊子」の有名人の例
【男性】
秋篠宮文仁(皇室、平成天皇第二皇子、長女眞子様の結婚問題)
二宮金次郎(農政家、幕臣→藩の改革、数万人を飢饉から救う)
鄧小平(政治家、中国共産党・書記長、経済解放政策)
李登輝(政治家・台湾総統、農業経済学者、民主化、親日派)
糸山英太郎(政治、経営、新日本観光興業・社長、国会議員)
丹下健三(世界的建築家、新・旧東京都庁他を設計、文化勲章)
一瀬邦夫(ペッパーフード創業者・名物社長、業績不振で辞任)
永井隆(医師、放射線医学、ベストセラー『この子を残して』)
今東光(天台宗の僧、作家、あくが強い、直木賞、癌)
廣池千九郎(モラロジーの創設者、学者、『古事類苑』の編纂)
藤井聡太(将棋・天才棋士、最年少プロ棋士、29連勝、詰将棋)
早坂暁(作家、評論活動、映画「空海」の脚本、紫綬褒章)
井沢元彦(推理作家、歴史、SF、言霊の研究)
河野實(ジャーナリスト、『愛と死をみつめて』の著者、講演)
楳図かずお(漫画家、恐怖漫画の第一人者、『まことちゃん』)
池坊専永(華道家、池坊45代目・家元)
乙武洋匡(タレント、先天性四肢切断、『五体不満足』の著者)
柳家小三治(落語家)
鳳啓介(漫才師、艶福家、エロガッパ、私生児、離婚再婚)
植木等(俳優・コメディアン・歌手、<クレイジーキャッツ>)
勝新太郎(俳優、「座頭市:シリーズ、麻薬をパンツに隠し逮捕)
田中邦衛(俳優、”青大将”)
江守徹(俳優、ナレーター)
川津祐介(俳優)
岸部一徳(俳優、木村拓也とのCMが好評)
内藤剛志(俳優、TVドラマ・バラエティー・映画、刑事モノ)
布施博(俳優)
石橋凌(俳優、歌手、<ARB>)
香取慎吾(歌手、俳優、タレント<SMAP>慎吾ママのオハーが流行、新しい地図)
ヤマシタ・ツトム(作曲家)
大川栄策(演歌歌手)
坂田利夫(コメディアン、愛称:“あほの坂田”、吉本興業)
石橋貴明(お笑いタレント<とんねるず>、セクハラ舌禍事件)
河内家菊水丸(世相を風刺のカワラ版的な河内音頭、著作権訴訟)
Mr.マリック(マジシャン、常にサングラスをかけて登場)
石川敏男(レポーター、ワイドショー)
嘉納治五郎(教育家、講道館柔道創始者)
梅ヶ谷藤太郎(2代目、第20代横綱、アンコ型、常陸山のライバル)
高柳健次郎(電子工学、日本のテレビの父、文化勲章)
上村亘(将棋棋士、ひょうきん、慶應大理工学部数理科学科卒)
杉原賢思(占術家・日易会、四柱・易・九星・精子薄く子種無)
アラン(哲学者・教職者、著『幸福論』、平和主義と反戦思想)
ルネ・マグリット(画家シュルレアリスム、イメージの魔術師)
アラン・ドロン(俳優、世紀の二枚目、映「太陽がいっぱい」)
ジャコモ・カサノヴァ(術策家・作家、女性遍歴、賭け事好む)
【女性】
元谷芙美子(APAホテルグループ社長、派手さで自ら広告塔に)
斎藤薫(女性誌を飾る元祖カリスマ美容ジャーナリスト)
山岡久乃(女優、宝塚校卒、晩年は身寄りがくな老人ホーム予約)
山村紅葉(女優、ミステリー作家・山村美紗の娘、元国税局勤務)
柏原芳恵(歌手、女優)
久保田早紀(歌手・作曲・「異邦人」、キリスト教会スタッフ)
北川えり(タレント、元自動車教習所教官、NHK「中国語会話」)
惠本裕子(柔道、五輪金メダル)
三穂祐月(霊能者、TVにも出演、著書あり)
惠本裕子(柔道、アトランタ五輪で金メダル)
北浦共笑(女優、CM「わたし脱いでも凄いんです」、社長夫人)
花田美恵子(元スチュワーデス、横綱・若乃花の元妻)
アンネ・フランク(『アンネの日記』著、ナチス連行、チフス)