あなたは「負の先払い」という言葉を
ご存知でしょうか?
幸せな状態に見える人でも
必ず負を先払いしているという概念です。
先日、私自身にも
「負の先払い」
をしたと思える出来事がありました。
実は軽微な交通違反キップを切られたのですが…
自動車運転歴20年以上、無事故無違反、
スーパーゴールドホルダーの私にとっては
あまりにもショッキングな出来事。
「次の更新はブルーに格下げ…か」
わずかな気のゆるみに
とてみ悔しい思いをしたものです。
四柱推命で看ると
私の大運は「偏財 冠帯(へんざい かんたい)」
と言って勢いづいた運のよい時期。
逆を言えば、勢いのある時ほど
「負の先払い」をしておく必要があると言えます。
特に、難事でお金を払うことは
強い負の先払いになるのです。
例えば、
物事が上手くいっている時ほど
神社仏閣などへご寄付をすることで
「難事」は「無難」へと導かれると言います。
まずは、
負を先払いする気持ちを持つことが大切です。
私自身も悔い改める良い機会を頂いたと神様に感謝
今一度、
気を引き締めて安全運転を心がけたいと思います。
【この世は全てバランスの法則で成り立っている】
この世は全て、バランスの法則で成り立っており
相反する2つのバランスで均衡を保っています。
「正と負」「プラスとマイナス」「陰と陽」
「吉と凶」「太陽と月」「昼と夜」
「男と女」「生と死」「神と仏」
など、裏と表が存在するのです。
「幸運」には、それに相反する「不運」が存在し
マイナスに対しては、
プラスが存在するということです。
身近な例で例えると
相反する2つのバランスには
このようなものもあります。
✅ ワンマン社長とイエスマンばかりの社員
✅ 好調な事業と人間関係の不協和音
✅ 経済的に豊かな生活と喧嘩が絶えない夫婦関係
✅ 家族のための頑張りと家族との溝
✅ ヒステリックな彼女と大人しい彼氏
✅ 浪費家の夫と勤勉な妻
あなたの頭の中にも、
身近な正負のバランスの実例が
浮かぶのではないでしょうか?
【大きな幸せにはそれに見合う負を支払っている】
例えば、あなたの知り合いに
とても幸せそうなお金持ちがいると
仮定してみてください。
あなたは、
いつもその人の表面的なプラス面をみて
羨ましがっています。
しかし、視点を変えて見てみれば、
その人の内面には必ずマイナス面が
存在しているはずです。
あなた自身のことを考えてみてください。
外面的に見せていることは、
あなたの全てではないはずです。
表面的なプラス面には
必ず内面的なマイナス面が存在します。
とても幸せそうなお金持ちでも、
あなたが想像する以上の
努力や苦労をし続けているものです。
「羨ましいと思う人」
「幸せそうだと思える人」
「満たされてそうな人」
そういう人でも、
あなたの想像を超えた負を乗り越えてきています。
つまり、これまでの
あなたが負の遺産だと思っていた出来事は、
今後の人生に蓄財をもらたすために、
必要不可欠な経験だということ。
「正」を得るために
「負」は無くてはならないものなのです。
世の中は常に、
絶妙なバランスの上に成り立っています。
得たいものがあるのなら、
「対価」を支払わなければなりません。
お金を払わずに商品を欲しがるのと同じことです。
得たいものがあるのなら、現実を受け入れ、
このバランスから目を背けてはならないのです。
【先手必勝!負の先払い】
闇がなければ光もありません。
すべての物の良し悪しは、
2つの「正」と「負」が重なって
はじめて成り立っているのです。
それなのに、人はみな幸せとか明るい
などの「正」だけをいきなり望んでしまいます。
人にはとても調子の良い時があるけれど、
最高潮に調子が良い状態を望みすぎないほうが
よい場合もあります。
例えば、
ハリウッドのアカデミー賞などを
何度も受賞するスターは、
ロクな死に方をしないと
アメリカでは言われたりしています。
日本でも同じく、そういうスターは、
病気や怪我をしたり、
亡くなったりすることもあります。
分不相応な大邸宅を建てた人にも、
不運が襲ったりするものです。
昔の人が棟上げ式の時に、
紅白のお餅を撒いたり、
近所にお酒を振る舞ったり、
五十銭玉や五円玉を撒いたりして
負の先払いをしていたのはそのためです。
「すべてはバランスです」
とおっしゃるのは、神々しいほどの美しさと
妖艶な歌声をお持ちの美輪明弘さん。
こうした「負の先払い」のお話をよくされています。
私が占術で用いている
四柱推命学の考え方と全く同じで、
美輪明弘さんのお話には、
とても強く共感を持ったものです。
四柱推命では、
事故運や劫財 (ごうざい) 敗財 (はいざい)という、
財産が敗れる時期を推測することができます。
財には宝という意味があります。
宝は自分の大切なもの
「愛(人間関係)・生命(健康)・財産(お金)」
を表し、
劫財・敗財の星は、それらの宝を失いやすい星です。
そういう良くない星が巡ってきた時のために、
具体的な事例をお伝えします
【正負の法則を上手く活かした事例】
こんな事例があります。
カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開する、
ファーストリテイリングの柳井正氏(74才)は、
2020年6月に、ノーベル医学生理学賞を受賞した
京都大学の本庶佑 特別教授(81)と、
山中伸弥 教授(61)の研究に対して、個人として
京都大学に50億円ずつ寄付すると発表しました。
京都大学基金「柳井基金」を設置し、
2020年4月から2030年4月の10年間、
総額100億円を寄付したのです。
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出典:読売新聞オンライン
四柱推命で看た柳井さんの命式は、
2019年から大運は「敗財」の星が巡ってきたのです。
大運は10年間変わりません。
敗財(はいざい)の10年間の始まりを、
どのように過ごすかによって、
その後の活躍度合いが変わるのです。
敗財は逆さまに読みますと、
財=宝(大切なもの)が敗れると書き
財を敗(破る、失敗する)という意味です。
どうしてもと頼まれて、
やむなくお金を貸して失敗したり、
相手から働きかけられて弱気の失敗をしたり、
状況悪化など表面化までにゆっくりと進行して、
気が付いた時には、
どうにもならない状態になっているなど。
敗財の時期は、
人情に流されて宝を失う可能性が十分にあります。
欲が絡んだり、人情に流されると
冷静に判断することが出来なくなりますからね。
柳井氏の100億円即決寄付は、
まさしく大きな「負の先払い」です。
この話からもわかるように、
大きなお金、名誉、幸せを手に入れるためには、
それを得るための
負を支払う必要があるということです。
つまり、
大損や失脚・不幸へ転落しないための対価を、
先に差し出す必要があるわけです。
柳井氏は、敗財の開始と同時に、
負の運気に見合うだけの寄付をされたことで、
その運気はプラマイゼロ位になったことでしょう。
ユニクロの事業規模に見合うだけの「負の先払い」
このあとも注目したいものです。
あなたも「負の先払い」を、
先に済ませてしまうことによって、
後の大損や失脚・不幸へ転落
などの不運を背負わなくても
いいようにしておきましょう。
【 まとめ 】
人生は「正」と「負」
両方の絶妙なバランスで成り立っています。
「正」しかない人
「負」しかない人
は基本的に存在しないのです。
良くないことが起こった時、
そのマイナス面の受け止め方で人生は変わります。
良くないことは誰にでも起こりえます。
それをプラスに展開することで、
その後の人生は、
スーパープラスに転じていくのです。
自分がマイナスに置かれていると感じたときでも
「マイナス=不幸」と捉える必要はありません。
この世の全てはバランスの法則で成り立っています。
例え、どんな困難な状態に陥ったとしても、
その裏には、
同じだけプラスの要素が隠れているということです。
この考え方ができるようになれば、
逆境をチャンスに変えることが
出来るようになります。
最後に、
神様に教えてもらったことをお伝えします。
負の先払いのお金は、絶対ケチってはダメです。
お金を使う事をケチらず
使うべきところでは
しっかりと使うようにしましょう。
知ると知らないとでは大違い!
開運習慣のコツです。