「壬申」は六十干支の9番目の干支です
心の世界観
壬申の心の世界観は、秋の大河のように力強く流れ、冷たく澄んだ水が秋空の下を淀みなく進む様子を表現しています。壬申の人の心の奥底には、このような心象風景が広がっています。澄んだ水のように輝き、上品で華やかな雰囲気を持ち、心が清潔で純粋。理知的な美人に多い干支。周囲の人々に明るく優しく接し、細やかな気配りを大切にします。その温かな人柄は周囲に好かれ、人間関係を円滑に築いていきます。しかし、内面には孤独を愛する部分もあり、自分を完全にさらけ出すことは少し苦手です。まるで柔軟に流れる河のように、壬申の人は頭が良く、瞬時に知恵を働かせます。常に思考を巡らせているため、ひらめきが豊かで、会話の引き出しも多彩。冷静で理性的であり、非現実的なことを避け、実用的で的確な判断を下すことができる、器用で賢明なタイプです。滔々と流れる大河、時に増水し勢いよく流れ表面が荒れている時でも内面には静寂が広がっており、時にその落ち着きが一見、掴みどころのない印象を与えることもあります。柔軟な頭脳を活かし、さまざまな分野で活躍することが可能。流れる大河のように、壬申の人は好奇心を持ち、得意な分野を深く追求していきます。枠にとらわれない自由な発想と行動力を持ち、強い意志と向上心を持って努力し続けます。そのため、他人に頼ったり依存することはありません。ただし、自由すぎるあまり、短気や忍耐力の欠如といった一面も現れることがあります。勢い任せに突っ走ってしまい、結果として挫折し、投げ出すこともあるかもしれません。しかし、その自由で大胆な性格こそが、魅力の一部となっています。壬申の人にとって理想的なのは、秋の大河のように自分の得意分野を追求し、目標に向かって成長し続けることが成功の秘訣。現在の才能に満足することなく、着実に努力を重ねることで、持ち前の知恵と行動力を最大限に活かすことができるのです。透明な水が自由に流れるように、壬申の人は無限の可能性を開花させていくことができます。
②五行:水(天干)-金(地支)/金生水
③種類:扶干干支
④十二運:長生
⑤納音:釼鋒金(音律:商、納音五行:金)
⑥納音十二運:自臨
⑦空亡:戌亥
⑧羊刃:子
⑨「寡鵠孤鸞(かこくこらん)」の干支
生まれ持った性質(日柱干支)
秀麗の生まれで、才智・才能があり聡明、文武に長け、冷静沈着です。好奇心と向上心も旺盛です。内面には神経質で短気なところもありますが、情もあつく、明るく社交的な性格ですので、若い頃から人の信頼と寵愛を受けるようになります。鋼のような強靭さがあり、運気にも福運のある生まれです。真面目で律儀なところはありますが、意外とおしゃべりです。女性は美人が多い星です。勘が鋭く判断力も的確で、なかなかやり手が多い干支です。性格も素直で、一直線に進もうと努力します。決して人に甘えず、心の内も見せないで、与えられた任務を一途に果たそうとする人です。
運気の傾向【壬申 長生 金性 釼鋒金】
この日生まれの人の運気は上の中とします。弁才あり、諸芸に通じ、才智あって、進取的な積極性もあり、大いに吉福を得るものです。しかしともすると、その才能に自惚れ高慢心を起こし、また余りにも進み過ぎて失敗し、禄に離れ職を失い、浪々貧苦する事にも成りやすいので常々反省しなければいけません。それでいつも足元を堅固にし、諸事漸進を旨とし、一貫して物事に徹底し、その完成を期していけば、人の頭にも立てられ、名声も上がり、財富も得られ開運疑いなしとします。とにかく欲を深くしてはいけません。何事も身の分限を知って、心の安らぎを第一とします。また義理人情もわきまえ、誠意真実の心を先にすれば、その才智も更に光りを増し、幸福も更に進むものです。ただ色情は慎まねばいけません。男女とも恋愛や三角関係で身をあやまる事があります。病気は冷え性から来るものが多く、貧血・胃腸・下の病気・痔疾・神経痛などに注意。そのほかまれに脳病・眼病・高血圧の人もいます。
■日干が「壬申」の有名人の例
【男性】
湯川秀樹(物理学者、中間子論、ノーベル物理学賞・文化勲章)
中島啓(数学者、大学教授、「箙多様体」、国際数学連合総裁)
陸奥宗光(外相、海援隊、地租改正立案)
笹川良一(船舶振興会・会長、右翼の大物、A級戦犯)
羽田孜(国会議員、首相、新生党&太陽党党首→民主党)
石橋正二郎(実業家、ブリジストンの創業者、ゴム工業に貢献)
前澤友作(実業家、衣料品通販サイトZOZO創業社長→退任)
君島明(経営者、君島社長、内妻の子、相続トラブル)
河口慧海(黄檗宗の僧侶、仏教学者・探検家、梵蔵の仏典入手)
徳富蘇峰(ジャーナリスト、日米戦争を煽ったカリスマ的人物)
大内兵衛(マルクス経済学者、東大副総長、元大蔵省・書記官)
川上宗薫(ポルノ作家、風俗小説、官能小説)→潤下格
ねじめ正一(詩人、作家、第101回直木賞を受賞)
小島貞二(相撲・演芸評論家)
佐田啓二(俳優、「君の名は」、中井貴一の父、事故死)
関口宏(タレント・司会者、キャスター、芸能プロモーター業)
小池朝雄(俳優)
佐藤浩市(俳優、「官僚たちの夏」、父・三國連太郎との確執)
大平透(声優・俳優・ナレーター・アナウンサー、低音・長身)
中村雅俊(俳優、歌手、「心の色」)
忌野清志郎(歌手、作詞・作曲、過激な歌詞、3歳で母と死別)
飛鳥涼(歌手、作曲、デュオ<チャゲ&アスカ>、覚醒剤逮捕)
つんく(歌手、<モーニング娘>をプロデュース)
宮川泰(作曲家、「宇宙戦艦ヤマト」)
喜味こいし(漫才師、<いとし・こいし>、突っ込み)
上岡龍太郎(漫才、タレント、司会者)
内村光良(タレント、コント、<ウッチャンナンチャン>)
及川光博(タレント、中性的、”ミッチー”とも呼ばれる)
長嶋茂雄(野球、巨人、終身名誉監督、ミスタージャイアンツ)
山本浩二(野球、広島、監督、野球評論家、536本塁打)
松平康隆(バレーボール監督)
大鵬幸喜(48代横綱、柏鵬時代、32回優勝、一代年寄)
伊勢ヶ浜清之(相撲、元大関、清国、怪力)
三瓶啓二(空手、極真会館、六段、不屈の闘志)
片山右京(F1レーサー、「カミカゼ右京」、攻撃的な走り)
武田考玄(占術家・武田流四柱推命・元演出家プロデューサー)
荻野泰茂(占術家、四柱推命・六壬神課、萬福集泰斗館・館長)
浅野太志(作家・占術家、四柱推命学・泰山流、タロット占い)
西村博之(実業家、2ちゃんねる開設者、ニコニコ動画を運営)
ヨビノリたくみ(YouTuber、主に数学や物理の解説動画を配信)
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ(作曲家、交響曲・弦楽曲)
シアヌーク(カンボジア国王、“独立の父”、亡命→王制復活)
ポール・セザンヌ(画家・ポスト印象派、潔癖症、女性が嫌い)
ノーバート・ウィーナー(数学者、サイバネティックスを提唱)
リー・トレビノ(プロゴルファー、1981年世界ゴルフ殿堂入り)
【女性】
白洲正子(随筆家、白洲次郎の妻、能や骨董に造詣、伯爵家次女)
秩父宮勢津子(皇族、親王の妃、結核予防会総裁、松平容保の孫)
宮尾登美子(作家、直木賞、『櫂』『鬼龍院花子の生涯』)
水谷八重子(女優)
大楠道代(女優、「親鸞・白い道」「ツィゴイネルワイゼン」)
池波志乃(女優)
斉藤由貴(女優・歌手、「ダブル不倫騒動」、モルモン教信者)
宮沢りえ(女優、日本アカデミー賞、貴乃花と破談、母子家庭)
中越典子(女優・タレント、「こころ」「一課9係」絵が上手)
山田邦子(タレント、コメディアン)
市田ひろみ(着付、服飾研究家、元女優、TV・CMで活躍)
イルカ(フォーク歌手、「なごり雪」、童顔)
あべ静江(歌手)
元ちとせ(歌手・奄美民謡歌手、「ワダツミの木」〝神の声〟)
橋本奈々未(タレント・モデル、人気アイドル<乃木坂46>)
秦佐和子(タレント・歌手、アイドル<SKE48>チームKII)
岡本綾子(ゴルフ、賞金女王)
笛吹雅子(アナウンサー、日本テレビ)
降幡寿子(占術家、『オリエンタル・ホロスコープ』)