「己巳」は六十干支の6番目の干支です
心の世界観
己巳の心の世界観は、夏の豊かな大地を象徴します。広大でしっかりとした大地が夏の陽射しを浴びて栄養を蓄え、静かに広がる…これは己巳の人の心象風景です。温かく豊かな大地のように、明るく安定感のある雰囲気を放ち、堂々とした存在感を持ちます。常に冷静で感情を表に出さず、穏やかで寛大な性格が特徴。誰に対しても開かれた心で接し、人を包み込むような大らかさを持っています。社交的で人に気配りを惜しまない、世話好きな性格です。周囲から一目置かれるような、大きな風格の持ち主。豊かな大地のように、多様な人々をまとめて、自分の目標に挑みます。卓越した統率力と深い度量が特徴で、目的に向かって粘り強く努力を重ね、途中で諦めることはありません。外見は穏やかであっても、内面には強い意志と競争心が秘められており、自尊心が高く、束縛を嫌います。しかし、この強い個性が行き過ぎると、頑固で自己中心的な一面が現れることもあります。自分の意見を曲げられず、周囲に振り回されることもあり。感情の起伏も多いため、時には周囲の反発を招くこともあります。また、人に寛容である分、自分に甘くなりがちな一面もあります。理性的で思慮深く、問題を客観的に分析して論理的に解決する力があります。細部にこだわらず、全体を俯瞰する視点を持ち、大局的な判断が得意です。知識が豊富で多才であり、特定の分野において卓越した能力を発揮します。情に流されることなく、冷静に物事を進めることができる人。己巳の人は、夏の豊かな大地のように、周囲との調和を保ちながら、目標に向かって着実に成長するのが理想的です。自分本位になりすぎず、他者と調和を保つことで、持ち前の統率力と粘り強さを活かし、「知恵」「情熱」「意志」を兼ね備えたリーダーとして活躍できるでしょう。運勢が好調な時期には社会的な名声を得ることもできますが、運がピークに達すると急激に落ち込むこともあるため、トップに立つよりも2番手として支えるポジションが理想的。
②五行:土(天干)-火(地支)/火生土
③種類:扶干干支
④十二運:帝旺
⑤納音:大林木(音律:角、納音五行:木)
⑥納音十二運:自病
⑦空亡:戌亥
⑧羊刃:未
⑨日柱の吉凶星(神殺):学士
生まれ持った性質(日柱干支)
知的で思慮があり、多芸多才で器用な人ですが、物腰は柔らかく大衆的で、内面には頑固さがあります。人の面倒見もよく、理屈よりも実行を重んじる人です。旺運のため社会的に名声を得ることの出来る人ですが、運が頂点に達すると急落する恐れもあるので、二の位置にある方がよいとされています。物質運に恵まれ、お金には不自由しない福運を持っています。媚びへつらいがなく、時として横柄な態度をすることもあります。結構図々しさのある人ですが、粘り強く物事に取り組みます。合理的で計画的に物事を進める人ですが、案外楽天的で冷静な面をも持ち合わせていて、めったに逆上はしません。特殊な商売に就いている人が多く、一芸に通達する才を持っているので、芸術家にも向きますが束縛されると伸びません。
運気の傾向【己巳 帝旺 木性 大林木】
この日生れの人の運気は上の中とします。この生れは思慮あり、一芸に達するものです。しかし情熱家で、一面には感情的に弱いところがあるために、他人の事が気になり、羨み心、嫉み心、排他心、自己嫌悪、コンプレックスなどのために、いつもクヨクヨ悩みわずらい、時には怒り肝シャクを起こす。しかしこのような自己本位の感情に拘わっているうちは幸せになりません。その運命の本質である、自立独行の志を堅くして、恵まれない環境にも負けずに、いつも笑って人生を楽しむ工夫を重ねて行くうちに、自然と一芸にも達し、名声も上がり、財富も得るものです。とにかく何かにつけ順調でない処があります。決して気を落としてはなりません。まづ自分の実力を十分に発揮する心掛けが第一先決です。そしていつも明朗に、分に安ずるの精神を養うべきです。この人の病は、心構陰気に内攻し、クヨクヨする処から発します。それでリュウマチ、ルイレキ、肝臓、肺病、骨の病、脳病などに注意。精神療法がよいでしょう。
■日干が「己巳」の有名人の例
【男性】
明治天皇睦仁(第122代、歌人、明治維新、日清・日露戦争)
蒋介石(中国の政治家・軍人、台湾総統、国民党、内戦に敗北)
斎藤実(軍人、海軍大将、内大臣、2・26事件で暗殺される)
美濃部亮吉(東京都知事、経済学者)
武村正義(国会議員、魁・党首、蔵相、愛称:ムーミンパパ)
古川亨(経営、日本マイクロソフトの会長)
磯崎洋三(TBS社長、オウムビデオ問題で引責辞任)
久万俊二郎(経営者、阪神タイガースの名物オーナー、肺癌手術)
近藤太香巳(ITベンチャーの旗手、ネクシィーズ社長、電話)
村山斉(理論物理学の第一人者、素粒子理論・超対称性理論等)
直木三十五(作家、没後直木賞が設けられる)
笹沢左保(作家、『木枯し紋次郎』シリーズ、多作で有名)
大藪春彦(作家、ハードボイルド『蘇る金狼』、拳銃不法所持)
花田紀凱(ジャーナリスト、「週刊文春」の編集長)
伊藤若冲(絵師・写実と想像を巧みに融合させ〝奇想の画家〟)
高村光雲(彫刻家、「老猿」)
竹久夢二(画家・詩人、美人画、抒情的な作品、詩『宵待草』)
呉清源(囲碁棋士、第一人者として君臨)
藤沢秀行(囲碁棋士、棋聖六連覇、昭和を代表する棋士の一人)
三遊亭円楽(落語家、TV番組「笑点」の司会)
桂文珍(落語家、司会)
林家こん平(落語家、落語協会理事、日本テレ「笑点」、大声)
東野英治郎(俳優、「水戸黄門」役)
佐野浅夫(俳優、3代目「水戸黄門」役、ペスタロッチ教育賞)
川野太郎(俳優、キャスター)
近藤真彦(歌手・レーサー、<たのきんトリオ>レコード大賞)
小堺一機(お笑いタレント、コメディアン、首の腫瘤癌→手術)
松岡充(歌手・俳優・タレント・ラジオDJ<SOPHIA>)
川平慈英(タレント、ミュージカル俳優、サッカー番組)
堤下敦(お笑い芸人・<インパルス>突込、睡眠薬で交通事故)
五嶋龍(人気の天才バイオリニスト、絶対音感、趣味空手三段)
荻原健司(ジャンプ競技、世界選手権で金、双子の兄)
藤田和之(プロレス、日大レスリング部出身、PRIDE参戦)
藤井秀悟(野球、投手、ヤクルトスワローズのエース、不倫報道)
阿藤大昇(占術家・古代中国運命学研究家、透派系、子平推命)
後藤芳博(占術家、武田流四柱推命、元国土交通省技官・船舶)
田中智華雄(占術家、氣學聖印会会長、九星気学他)
村田晴彦(超越瞑想の教師、映像作家、著書、〝マルチ人間〟)
山岸一雄(ラーメン店経営、大勝軒店主〝つけ麺の生みの親〟)
田中京(田中角栄の妾腹の子、音楽評論家→→スナック経営)
バラック・オバマ(米国初の黒人大統領、ノーベル平和賞受賞)
クリストファー・クラヴィウス(天文学者、グレゴリオ暦作成)
マックス・テグマーク(気鋭の宇宙物理学者→AI・脳科学へ)
グスタフ・クリムト(画家、甘美で妖艶なエロスを金箔で描く)
チャイコフスキー(ロシアの作曲家「白鳥の湖」、鬱病、男色)
ジェームス・ブラウン(ソウル歌手、ファンク音楽の生みの親)
メル・ギブソン(俳優・監督・プロデューサー、双極性障害に)
R・W・エマーソン(思想家・作家・詩人、無教会主義先導者)
【女性】
飯島直子(女優、タレント、”癒し系”、歌手・前田亘輝と離婚)
竹下景子(女優、エランドール賞、「男はつらいよ」マドンナ)
山本陽子(女優、舞台「明治一代女」等で座長、”恋多き女”)
野添ひとみ(女優、川口浩の妻、競馬評論家としても有名)
上野樹里(女優「のだめカンタービレ」、中学時代に母が病死)
二谷友里恵(女優、郷ひろみと離婚、両親とも俳優)
西川かの子(タレント、吉本興業、西川きよしの長女)
加藤あい(タレント、女優、CMやドラマでも活躍、愛知県出身)
兼永みのり(RCCラジオのパーソナリティー、「恋するメロ」)
森保まどか(タレント・女性アイドル<HKT48>絶対音感)
津々木彩華(九星気学、易、日易で理事、離婚歴、癌で51歳に没)
ジョニ・ミッチェル(ミュージシャン・画家、ロックの殿堂入)
パメラ・フランクリン(女優、映画「回転」・「ヘルハウス」)
リーゼロッテ・マン(占術家、デンマークで大人気の占星術師)